iアプリ,関数電卓


最近の携帯電話には間違いなく電卓機能は付いている。
しかしそれは四則演算のみのものであって、いわゆる関数電卓ではない。
普通の事務屋さんなら四則演算だけで事足りるのかも知れないが、ソフト屋さんなら16進電卓が欲しくなるだろうし設計屋さんったら三角関数が欲しくなるに違いない。
私はこれまで関数電卓CXを愛用していた。
これはなかなか良く出来ていてソースも公開されている。
そこでこれを元に改造を加えたものを作ってみた。
あくまでも計算のエンジン部分は関数電卓CXのものをそのまま使用していて、それに共振周波数の計算だとかdBm→mWの換算だとかを加えたに過ぎない。
またアプリを終了した時点のメモリ(A〜Dの4つに増やした)や表示をそのまま次回起動時に読み込むようにもした。
ただしこれは2ndファンクションの[OFF]スイッチで終了させた場合のみ有効であり、終話キーでアプリを終了した場合は記憶されない。
画面1
これが数字入力画面である。
何と言うことはない。
電卓と電話ではテンキー配列が異なるのだが、これは電話に合わせてある。
画面2
2ndファンクション画面、EXPは指数部入力、OFFはアプリの終了キーで、このキーを押して終了させるとメモリ内容や入力内容を次回起動時に呼び出してくれる。
逆に覚えさせたくない場合は終話キーでアプリを終了すればいい。
画面3
次のファンクション画面である。
asinなどの他にsinhなども作ろうかと思ったが、少なくとも私は使わないのでやめた。
代わりにメモリ内容の交換キーを付けた。
カッコが無いのでメモリは有用だろう。
画面4
この画面は単位変換だ。
dBmは50Ωで、dBμはEFMで計算している。
Bit→dBは、ディジタル分解能(Bit)をダイナミックレンジ(dB)に変換してくれる機能だ。
dB→Bitは小数点以下の表示も行っているが、これは頭の中で"丸めた"方が分かりやすいかなと思ったからだ。
Freq=1/(2×π×√1/(L×C))の共振周波数の計算は、入力項が2つになる(LとC)ので、それらを入力すると答えが得られる。
L或いはCの値と周波数から、C或いはLを求める時も同様である。
Ansキーは直前の答えを呼び出すもの。
画面5
ついでに単位変換も付けてみた。
演算誤差が少し出るので、例えばKW→PS→KWと続けて変換しても元の数値に戻らない場合があるのはご勘弁を。
PC用ページTopへ
携帯用ページTopへ