未完成

931SHに関しては昨日も書いたがタッチUIの完成度はN-01Aよりずっと高い。
というかN-01AはタッチUIが完成している部分とそうではない部分が存在する。
完成している部分である音楽プレーヤやメール関係はまあ良いとして、その他は作り込まれていない。

931SHはほぼ全てがタッチUI対応になっているので完成度の違いが出てくる。
ただタッチUIではない部分は詳細には確認していない。

タッチUIと言えばiPhoneである。
こちらは画面描画の速さが魅力なのだが、ではこれをWVGAやHXGA化して同じ速度が得られるのかと言われると難しいかも知れない。
タッチパネルで操作がしにくいのは文字入力だ。
画面上に文字パッドを表示しなければいけないので情報表示エリアが狭くなってしまう。
チャタリング防止などのタイミング系がハードウエアスイッチより遅めに出来ているので押したり離したりの操作は多少時間がかかる。
簡易的にタッチ文字入力が出来るのは便利なのだが、それだけで全てがカバーできるものでもない。
この点でも931SHは良くできている。

931SHは比較的軽快に動くのだが、通信速度が遅いのは何とも残念だ。
非HSDPAエリアで150kbps前後、HSDPAエリアに持っていくと400kbps程度は出るがそんなものだ。
これは931SHが悪いのではなくSBMネットワークが遅いからで、空いているエリアなら1Mbps以上出る。
iPhoneにしても931SHにしても、どこもネットワークで使えたら結構幸せになれると思う。

フルブラウザでの指操作による我慢の拡大や縮小はN-01Aでも931SHでも、もちろんiPhoneでも可能だがもっともスムーズに動くのがiPhoneだ。
ただ液晶解像度自体が低いので画面上の情報量からすれば931SHの1/3以下かな。
読み直しがなければN-01Aも931SHもたいして変わらない感じだが、一旦読み直しになるとネットワークの遅いSBMではしばらく待機していなければならないのがストレスを増大させる。