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業種の違い


  • Posted by: F&F
  • 2008年12月18日 23:05

無償保証期間や有償保証システムなど、SBMは他事業者に比較すると対応が良くない。
ドコモやauがアフターサービスなどに力を入れる一方でSBMは逆の路線を行っているように見える。

おそらくこれは業種の違いによる認識の差だと思う。
ドコモはそもそも端末を貸し出し方式でサービスを開始し、その後売り切りに移行した。
アナログmovaの一時期は端末メーカが直販するケースもあったが、その後販売はドコモ一本となる。
これはアフターサービスその他での混乱を避けるためだろう。

一方ソフトバンクと言えばソフトウエア卸売業だ。
つまり修理やサポートなどの無い、売り切り商売からスタートしている。
従ってアフターサービスに金をかけるという概念自体が無いというか、そんなことに金をかけるのは損だと認識しているのかも知れない。

確かにアフターサービスは金にならない。
孫さんは1年先の1億円より目先の1千万円が欲しいタイプなのではないだろうか。
料金プランにしてもサービスにしてもコロコロ変えてしまうのは、その目先の1千万円を何とか手に入れたいと頑張る結果なのかも知れない。
ただ目先の小金を拾い続けていれば、アテにならない1年先の大金より効率が良い面もあるだろう。
すなわちこれが卸売業の考え方とも言える。
目の前に客がいるなら、明日来るかも知れない客を待つより目の前の客に値引きしてでも売ってしまえ。
何ならタダで持たせても良い。
これがADSLモデム押しつけ商法やスパボ一括売りだ。
在庫に関しての厳しさ、メーカには売れた分だけ発注するというシステムも経営効率に寄与しているが品切れリスクは常につきまとう。

インセンティブモデル全盛期には、電池がへたってきたら新しい携帯電話に変えるとか壊れたら買い換えることが普通だった。
つまりは売り切り商売に近いものがあったわけだ。
しかし今は違う。
端末代は高額になりローンで縛られる買い方をする人も増えた。
果たして数年後、SBM式販売法は加入者に支持されそれが普通であると認識されるだろうか。
もしそうだとすると、ドコモやauはアフターサービスという高額で無駄な経費を使い続けたことになるだろう。

   

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