減収増益

ドコモとKDDIは2Q決算で減収増益だった。
減収とはすなわち各種割引などが響いて収入源になったこと。
増益とは端末販売のインセンティブ圧縮などで利益が増えた事になる。

インセンティブ圧縮で利益が増えると言うことは、未だ通話料が高いことを意味している。
しかも新規加入に対しては従来以上のインセンティブを出しているにもかかわらず、だ。
もっともその新規加入者が少ないのだから販売費用が圧縮できたと言えないこともない。

SBMは減収減益になったわけで、こちらは細かな値上げをしているにも関わらず、加入者が増えているにもかかわらず利益が出ない。
スーパーボーナスは壮大な自転車操業なので、金は先取りしてしまうが支払いは二年先まで残る。
この辺りも効くだろうしトランシーバ用途が多い事やスパボ一括などでインセンティブを積み増している関係もあろう。

いずれにしても加入者が増えていながら減収になるというのは前代未聞かも知れない。
事業者は加入者を増やすことによって収益率向上を目指すわけだが、SBMの場合は加入者が増えると減収になる？！
それでも加入者を増やしたいのだろうか。