フルトーク２４

午前中にも書いたが、どうやら噂は噂で終わる気配が濃厚だ。
午前中の時点ではGoogle検索でも数件しか引っかからなかったblog記事が、この時間はずいぶん増えている。

いくつかのblogを見ると、定額通話用にスパボ一括トランシーバ用途端末を使っている人が多いなという印象を受けた。
プライマリ機はauなりドコモで、友人知人との会話用にSBMを持っているパターンだ。
準定額はSBMで十分なので月額1,480円払ってauの定額を利用する意味はないかなとも書かれていた。

ホワイトプラン加入者1.5千万人のSBMでもARPU急降下で苦しんでいる定額を、その2倍の加入者を持つauが行ったらどうなるだろうか。
auの音声ARPUは3.7千円程度、シェア割合より同時業者間通話が多いと考えられるのでそれを4割とすると1,480円とピタリ賞だ。
ここまでならば収益は悪化しないしSBMもそう思っていたはずだが、無料通話を使うためだけに契約する加入者がSBMの場合は予想以上に増えた。
その結果2台目として重宝される存在となり、加入者増にはなったがARPUは急減少した。

auの場合はSBMより若年アクティブ層が多いことやコンテンツが豊富なので2台目需要に留まらないかも知れない。
だが、もしもドコモユーザが定額専用にauを使い始めたらどうなるだろうか。
SBMの21時までの準定額には不満だとか、圏外が多いから不便だという理由でauシフトが始まればauのARPUは予想以上に落ちるだろう。
ARPUが落ちてトラフィックが上がるという、事業者にとっては好ましくない方向に向いてしまう可能性が高い。

もう一つは無料通話に関してだ。
無料通話分があるからそれを使い切ろうとする心理が働く。
しかしそれが無いとすると、出来るだけ無料通話以外を行わないように心がける。
すると有料通話のMOUが下がって減収になる。
実際SBM加入者もSBM以外へは携帯でかけないようにするなどの節約心理が働いていて、知人なども携帯利用率が大きく低下したと言っていた。