ノイズが目立つワケ

SBMとドコモを使い比べてみれば分かるが、SBMは通話中のノイズが多い。
瞬断などもあるしプチプチとノイズが聞こえる。
同じ通信方式を使っていながら何故ドコモと品質の差があるのだろうか。

一つはエリア設計で、エリア内の通信品質を高く保とうとするドコモと圏外にならない程度に配置した基地局密度であるSBMでは差が出て当然だ。
しかしノイズの理由は他にもある。
エラー発生時の処理の方法だ。
例えば伝送エラーが起きたとしよう。
エラーの起きたフレームを無音にすればプチっと音として聞こえてしまう。
適切なタイミングとレベルでミュートをかければ余り目立たない。
伝送エラーが続いた場合はどうするか？
完全に無音にしてしまうのか？
生きているフレームのデータを消音量で流す（何か聞こえている感じになる）か。

こうした音声の処理は多くの特許も絡むところであり、事業者や端末メーカが色々研究している部分でもある。
端末や基地局単体で行う処理もあれば、通信路として行う制御もある。

ドコモに比較するとSBMの伝送エラーは多いとは思うが、ドコモにだってエラーはある。
これを目立たなくするための技術がドコモは優れていると言えるだろう。
いや、ドコモが優れていると言うよりドコモやauに比較するとSBMは劣っていると言った方が良いか。