追加割り当て

SBMの3G加入者も増加しており、周波数の追加割り当てを受けられる程度になっているはずだ。
これを受ければ前回書いたバンド内をフルに使うことと共に更にネットワークには余裕が生まれる。

では何故追加割り当てを受けないのだろうか？
一時期は新周波数帯確保のために待ちに入っているという話も聞かれたのだが、1.5GHz帯が貰えそうな今となってはその意味は薄らいだはずだ。
結局の所新しい周波数を貰ったとしてもそれを活用するための投資が出来ないから、欲しくても申請できないと思われる。
割り当てを受けたらそこを使っていく必要があるが、悲しいかな設備投資を行えるだけの財力がない。

決算の時にFCFを1.5千億円に増やすなどと言っていたが、これを全部使ったとしてもドコモやauの設備投資額に遠く及ばないばかりか既存設備のメンテナンスもままならない程度なのだ。
移動体通信事業者としては自前の網での整備を行っていくべきなのだが、出来ないものは仕方ないとEMに泣きついた格好である。
今後大きな利益が得られればいいのだが、そうでない場合は次世代投資を含めての凍結となるのはやむを得ないのか。