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中国なら偽物でも…


  • Posted by: F&F
  • 2009年2月11日 10:51

中国の通信事業者とアップルの交渉はなかなか進まないようだ。
そんなことをしている間に中国はニセiPhone、いやiPhoneモドキを作り出すと思う。

iPhoneを6万円で卸すから通信事業者はこれを2万円台で売れと言うのは日本と同様。
しかし中国移動はこれを飲まなかった。
そこでアップルはソフトウエアをAppStoreで自ら供給する(SBMはこれも飲んだ)事を条件と変更したが、中国移動側はCP市場に与える影響が大きいとして合意しなかった。

独自成長力の期待できる中国市場において、アップル側の要求はあまりに大きすぎたのだろう。
これが欧米など、通信事業者は通信のみ、端末メーカは端末を売りCPはアプリケーションを供給するという分業化が出来ていればさほど問題はなかったのかも知れない。
しかし日本をはじめとするアジア市場では日本型ビジネスモデルに追従する形で付加価値商売を模索しており、アップル一社に牛耳られるのは問題だと考えても不思議はない。

SBMにしても最近は方針転換を行った。
従来はインターネットマシンで自由にインターネットの無料の世界に出ていけば良いと力説した孫さんだったのだが、S-1を機会にドコモやauの行うようなクローズドなサービス展開に移行したい考えだと思われる。
しかしオイシイ部分をAppStoreに持って行かれる現状が是正できるわけではない。

もしもドコモだったらどんな交渉をしたか。
AppStoreの売り上げの2割を寄越せとか、それがiモード公式サイトのビジネスだからだ。
もちろんそんな話をアップルが飲むはずはない。
何しろアップルは通信事業者の得た通信料収入の2割以上を寄越せと言っている位なのだから。

   

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