余り通話せず

文科省の調査によれば小中校生の平均通話時間は10分/日に満たない結果となった。
おそらく通話しない人はもっとしないだろうし、する人は極端に多い両極端かが見られるのではないかと思う。

その根拠としてWILLCOMなどをサブに持つ高校生層があること。
彼等の活動時間帯は21時以降も続いており、24時間定額が必須になるからだ。
一方で通話しない層は家族との連絡用程度で、あとはメールなどがメインになるのだろう。

Web利用に関しては音楽ダウンロードがトップとなっている。
auが契約者数を伸ばしてきたのもこの辺りを突いたからだと思うが、より高音質な大容量ファイルのダウンロードという面でドコモに後れを取ってしまった。
SBMはライトユーザ層狙いか大容量ファイルのDLはネットワーク的にも辛く、中高生人気は今のところ立ち上がっていない。

au全盛期に見られたことだが、友達がauだから自分もauにしたいという中高生が多かった。
これに応える形で登場したのが誰でも割で、家族はドコモだけれど自分はau、それでも料金半額というヤツだ。
これも一定の効果を上げたが新規加入者数は徐々に落ち込んでいくことになる。

auを成功に導いた芋づる式加入者獲得をSBMも真似てみた。
タダを連発して安い＆安っぽいイメージを作りながら若年層を狙うが失敗した。
調査結果にもあるようにコンテンツがなければ魅力はなく、コンテンツがあっても高速DLが出来なければダルいと思うのがアクティブ層だからだ。
それでもライトユーザ層である家族がSBMになると、家族間通話無料を狙っての一家揃って加入もあったようだが率は多くなかったのだろう。
逆にドコモもauも家族間は定額となった今、スパボ期限切れを指折り数えて待っているという知人もいる。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/02/1246177.htm