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携帯電話基地局数


  • Posted by: F&F
  • 2009年3月18日 16:38

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auとSBMの基地局数差が2千局以内になった。
そのSBMの基地局数に関して、日本通信もドコモもマスコミも3.7万であるとし、それに対して孫さんは反論できなかった。
ちなみに総務省では基地局と中継局などを併せた呼称として「基地局等」或いは「特定基地局」としていると別の記事にコメントを頂いた。

ここでは基地局のことを「基地局」としている(それが当たり前なのだが)ので、これには中継局を含めていない。
中継局を含めた数字で比較しようにも、それが明確化されているデータがないので不明なのだ。

SBMの基地局数はここ最近としては少し増えた方である。
地方を含む都市部ではトラフィックが限界に達しており、音声品質の劣化も甚だしいことから緊急的に増局を行ったのかも知れない。
SBMとしてはスタンダードな1セクタの基地局を3セクタ或いはSBMとしては珍しい6セクタに入れ替えることでもネットワーク容量は増やすことが出来る。

1a.jpg
SBMな人に言わせると、SBMが中継局によるエリア拡大を行ったことを真似してドコモも急速に中継局数を増やしたという。
本当かどうか検証してみたのが上のグラフであり、結論から言えば「ウソ」だった。

常識的に考えてドコモがSBMの手法を真似することなど考えられないのだが、何故SBMな人はこんな見え透いたウソの主張をするのだろうか。
それで騙される人が居るのかも知れないが、検証してみればすぐ分かることである。

   

Comments:19

きっさ 2009年3月18日 17:01

かの人に言わせるとソフトバンクの基地局(等)数は5万5千ですが、これって孫さんが口で言っただけの数字であって、キチンとしたソースがないんですよね。
もし孫さんが7万と言えば7万になり、10万と言えば10万になるのでしょうか。
いずれにしても総務省の数字をソフトバンクの数字を少なく見せるための捏造だなんて、頭がオカシイとしか思えません。
どんだけ被害妄想なんだか。
かの人、ホームグラウンドが規制で書き込めず、行き場を失っているそうで、アホっぷりが面白過ぎます。

F&F Author Profile Page 2009年3月18日 18:55

中継局を足せと言うのなら各社の中継局を加算した数字でも良いと思うのですが、その数字が公開されていない以上どうしようもないですね。
松本さんも「ドコモと比較しても無意味」だと言っているので、やはり基地局免許数での比較が良いでしょう。

Anonymous 2009年3月18日 19:40

SBMネタのときだけ現れるから、そうなのかな、と。
長文すぎて読みませんけど。
http://d.hatena.ne.jp/aquila2664/20090311#1236779747

F&F Author Profile Page 2009年3月18日 19:52

リンク先、興味深く読みました。
販売手数料をコスト算出から外すのは分離プランなら当然でしょうね。
そもそも分離プランとは通信サービスと端末販売を分けたものですから。
孫さんはスーパーボーナスでいち早く分離プランを導入したと言いますが、実際にはインセンティブてんこ盛りなのでどうにもならないのでしょう。
まあ基地局数の点もそうなのですが、格好を付けたりデカい事を言って自分で墓穴を掘っちゃってるんですよね。

a&d 2009年3月18日 20:10

SBMの基地局数を抜いた時に、ドコモみたいに何か嫌みなコメントしてくれれば面白いのになぁ。

Key 2009年3月19日 09:39

意図的にドコモがソフトバンクを真似したかどうかは外部からは不明ですが、ソフトバンクが中継局を含めて基地局数を大幅に増やしたら、ドコモがそれにならって中継局を大幅に増やしたことはウソでも何でもない事実です。

上のグラフはソフトバンクが基地局に数えてないホームアンテナを混ぜてしまったので分かりにくくなっているようですが、ソフトバンクが携帯に参入した時点では中継局の数は千に満たない数でした。ドコモはFOMAを始めてからの5年間で2千程度の中継局の数です。
2006年9月の免許数
http://www6.atwiki.jp/k-p/pages/44.html

ソフトバンクが基地局数を2.6万ほど大量に設置して4.6万の基地局数を達成した時、IMT局の免許の総数は3.3万ですから、当時基地局としてソフトバンクが設置した中継局の総数は約1.3万です。元が千に満たない数ですから、ソフトバンクが基地局に数える中継局は短期間で約1.2万の増加と急激な増加を見せましたが、上のグラフのようにホームアンテナ込みで10万に近いレベルに基地局数が達しているわけではないですね。
2007年8月の免許数
http://www6.atwiki.jp/k-p/pages/72.html

一方、ドコモの最近の中継局の数は、2GHz 10264局、800MHz 1528局と、計約1.2万局に達しました。
http://www6.atwiki.jp/k-p/pages/112.html
ドコモはソフトバンクのように家庭に無料で配布するようなホームアンテナは商品化しませんでしたし、最近の店舗などに設置するリピーターは包括免許の小電力レピータのようなので、概ね中継局の免許数がソフトバンクの基地局に数える中継局に相当すると考えると、ソフトバンクが中継局込みで基地局数を大幅に増やしたあと、最近はソフトバンクと同じように中継局を従来よりはかなり大目のペースで設置するようになったと思われます。

なお、ついでに上のグラフでソフトバンクの全体の中継局の免許数が最近減っているのは、2008年からは中継局免許のホームアンテナではなく、包括免許のホームアンテナ2になりましたので、引っ越しや解約などで順次、中継局免許のホームアンテナがホームアンテナ2に入れ替わっている分が多いと思われます。

F&F Author Profile Page 2009年3月19日 09:46

Keyさん
グラフにでもしていただけないと(すみません)私には理解できません。
Keyさんの想像上の局数と、実際の免許数の間には相当な乖離があると言うことなのでしょうか?
少なくともFOMAの中継局数はリニアに増えていて、基地局数もリニアに増えているので比率はほぼ一定になります。

SBMのように基地局数が増えていないのに中継局数だけが増えるのであれば中継局比率が増大したと言えますが、FOMAの場合は基地局に対する比率が一定なので特筆すべき変化ではないと思います。

Key 2009年3月19日 10:35

マスター殿
申し訳ありませんけど、ソフトバンクは基地局数をそう煩雑に発表しているわけでないので、ちょいとグラフ化には無理があるような。また内訳は発表していないので、ソフトバンクが基地局数に数える中継局数の算出は、公式の基地局数からIMT局の免許数を引くため概数になり、これもグラフ化にはあまり適していません。ソフトバンクの正式基地局数は実際に開局した基地局数で、IMT局の免許数は未開局も含まれていますので、引き算すると誤差はありますが、別に想像の数字と言うわけでもないですね。

大雑把な傾向として見ていただければ、こうなります。
ボーダフォン時代末、基地局数、約2万、内中継局免許は、数百。
ソフトバンク、2007年8月、基地局数4,6万達成時、内中継局免許は、約1.3万。
ソフトバンク、2008年9月、基地局数5.4万、内中継局免許は、約1.8万。

中継局だけでなく、IMT基地局数も、当社比(笑)では大幅に増えています。エリア増加の目安になる基地局数では、2万から5.4万に増え、容量の目安になるIMT局数では2万から3.6万に増加した計算です。

FOMAも昔はゼロにちかい中継局の比率だったのが、最近は1.2万局に増加したので比率としては増えてきました。ただ、中継局の適正比率と言う考えは現実とは関係ないと思います。中継局は基本的に屋内や屋外でもスポット的な電波の穴埋めですので建物の中など電波の弱い穴が残っている限り、数は多ければ多いほどいい。もちろん、トラフィックが問題になるようなところでは、IMT局を設置した方が、電波と容量と両方改善できますからもっと良いわけですが、予算やフェムトセルがいつ一般向けにも実用化されるかなど技術的な問題もある。

F&F Author Profile Page 2009年3月19日 10:43

Keyさん
そうですよね、詳細な経緯を追おうとしても出来ないですよね。
SBMの発表値から中間の数字を推定してグラフ化したものはあるのですが、基地局免許数や中継局免許数と相関が取れないのです。
一体何を基準にSBMはSBM基準での基地局数としているのか、言葉の上では個人宅に設置したホームアンテナを除くものであると過去には言っていましたが、果たして今でもそうなのかどうか。

中継局が多ければ多いほど良いかどうかは環境にもよるので複雑だと思います。
本来は屋外公衆基地局密度を上げるのが正しいと思うのですが、地下街などではそうも言っていられないのでフェムトセルなりナノセルを使うことになりますし、使用者密度の低い場所は中継器(場合によってはパッシブでも)が良いでしょう。

SBMが中継局を撒きすぎたために色々他の事業者にも悪影響が出ていまして、急遽中継局に関する企画が検討されることになるなど、まあ大変なわけです。

fSO 2009年3月19日 10:59

どんな戯言言っても今中継局どんどんマイナスになってるから何を言っても無駄だよね。

Key 2009年3月19日 11:45

話はちょっと変わりますけど、マスターは当然知っていると思いますが、昔は正式な3社共通のリピターがあって、屋内などに設置されていましたが、3Gになってからはそういう話はきかなくなりました。今は3社で使えるのは、いわゆる違法リピーターばかり。このさいイーモバイルも加えて、4社で使えるリピーターの技術規格を決めて公認し包括免許を認めることにして、キャリア間の妨害の対策と、屋内など携帯不感地帯をなくす切り札にしたら良いんじゃないかと思います。サードパーティ製も含めて、複数の業者が健全に市場競争を展開すれば、製品のコストや性能で有利になり、普及が大いに加速されることになります。キャリア間の思惑などがあって、共通リピターが実現していないのでしょうが、技術的には可能なことは、既に製品はあることから実証済み・・。

きっさ 2009年3月19日 11:54

各社共通の屋内アンテナは、これではないでしょうか。
http://www.jmcia.or.jp/main/002gaiyou.htm

F&F Author Profile Page 2009年3月19日 11:59

共通リピータの話は何度も出ては消えてみたいな感じで、その理由の一つはコストの問題です。
事業者の要求仕様が厳しいので安くは出来ないのですが、事業者としては違法リピータより安くないと意味がないという。
そりゃあ違法リピータ並みの性能で我慢してくれるなら話は別なのですが、想定する同時利用者数などを考えると違法リピータとは次元の違うものになってしまいます。

もうひとつはどこが作るか、です。
ドコモ系が作ってauやSBMが金を出す形にするのか?それともKDDIが作るのか?SBMが作るのか。
仕様も各社各様だし、コスト感覚も違うので難しいですよ、これは。
コスト分担も、ドコモや利用周波数帯が広いんだから余計に金を出すべきだとか、色々議論があります。

JMCIAのは張り出し局みたいな感じですね。
トンネルなどはトンネル管理者の設置許可も必要だし、トンエルのメンテの邪魔になる訳にもいかないので共通化が比較的進んでいる方だと思います。

Key 2009年3月19日 13:35

きっささんの紹介のは、いわゆるトンネル協会というやつですかね。今のところ、その辺のビルのオーナーが気軽に設置できるものじゃないようです。
どこが作るかと言う話は、私の意見は過激かも知れませんが、このさい携帯電話事業者のみ設置可能という規制もあわせて緩和し、メーカーが技術基準さえ適合すれば作って売り出してよい、設置もキャリアに限らず、有資格者による設置工事を認めるといいかなと。NECあたりが製品化することが想定できますし、現在、違法リピーターを作っているところも、きちんとした製品を作れば免許を取って販売できるようにする。技術基準も、出力や不要輻射など妨害を与えない規準を重点にする。性能も大切ですが、電子機器の普及速度は、かなりの点は性能を落とさない範囲でどれだけローコスト化できるかにかかっています。早い話が、この手の装置を、他社に迷惑を掛けないことを条件に合法化してしまえば良いんじゃないかと。
http://www.area-tsusho.com/index.html

F&F Author Profile Page 2009年3月19日 13:52

基地局は自ら電波を発射しますが中継局はあくまでも増幅器なのでそれ自体は(自主的に)電波を出しません。
これを技適に乗せるとなると様々な議論が必要になり、現在(SBMの中継器ばらまき対策から始まったのですが)検討されているところです。

中継器を設置したいと思われる場所の近くにSBMの基地局があり、しかしドコモの基地局は距離が離れていたとします。
するとバンドごとにゲインを調整するなどの作業が必要になるのですが、現在の技術ではバンドごとにフィルタリングすることが簡単には出来ません。
するとSBMに合わせるとドコモの電波は弱くなり、ドコモに会わせるとSBMの増幅しなくても良いような電波まで増幅して干渉がおきます。
CDMAはパワーコントロールが命ですが、HSPAはフルパワー送信するのでここでも問題が出てきます。

性能的には、例えば飽和特性を10倍にするとコストは100倍とか、そう言う世界です。
するとSBMは加入者が少ないので同時利用者を10人に想定すればいい、しかしドコモは同時利用者を最低でも30人にしたいとなると、ドコモに引っ張られてコストが上がることになります。

どこかで妥協点を見つけていく話にはなると思うのですが、各社の思惑や考え方/セル設計の違いがうまく吸収できるかどうか。
地下街など全く電波が入らない場所ならば出来そうな気もしますけど。

みっく 2009年3月19日 14:54

ここはKeyさんの願望を語る場所だったのでしょうか(苦笑

閑話休題。
そういえば、ソフトバンクの7.2M3Gハイスピードエリアはどのくらい広がってきたのでしょうか?
7.2M対応機種はすでに複数販売開始されており、ユーザーも増えてきたころだと思いますが、
mpwなどでの速度計測結果を見るに、7.2M対応機種の計測結果に非対応機種との有意な差は見られないようです。
それはまだ7.2Mエリアが小さく、3.6Mエリアでの計測がほとんどを占めているということだと考えられますので、7.2M対応機種を買った人がその性能を引き出せる場所で使える機会が増えるように
一般ユーザーのために7.2Mエリアのより具体的な範囲と拡大状況のこまめな告知を、
ここにコメントするような携帯マニアのために7.2M対応基地局の増加数もしくは全基地局数に対する比率の公開を、
ソフトバンクにはやってもらいたいところですね。

きっさ 2009年3月19日 15:22

あの学生特別採用枠の一件で、ソフトバンクは企業として終わった感じがします。純増のためだと思うのですが、あそこまでなりふりかまわぬ下品な手段を見せ付けられると、通信事業者としての展開に対する期待など、ぶっ飛びました。いったいこの会社は、何の会社なのかと。
基地局数も、もう好きな数字で発表してください、ハイスピードエリアも好きなように語ってください、そんな気分です。

田舎モバイラー 2009年3月19日 19:10

3.6Mbpsですら公開出来ないソフトバンクなのに、7.2Mbpsなんてあることすら疑わしい。
というのが正直な気持ちです。

tak 2009年3月20日 20:36

上手く話しを逸らしたな。って言う感想。
7.2Mbpsエリアの公表。 いらないでしょう、無料通話専用携帯みたいなもんだし。

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