Home > SMS

SMS


  • Posted by: F&F
  • 2009年7月 9日 10:42

SMSといえばSBMである。
他の事業者はSMSにあまり興味を示していない。

そもそもはvodafoneの3G戦略によってSMSとMMSの実装が行われた。
iモードやezwebなど事業者の独自仕様は端末や設備の調達コストがかかると言うことで、vodafoneはグローバル戦略?的に海外移動機をそのまま最低限のモディファイで導入できる使用を採用したわけだ。
まあこれは失敗に終わったのだが、標準仕様を採用したという所は評価に値する。
ドコモなどは「オレが一番だから世界中は金を払ってiモードを使え!」みたいな奢りたっぷりで墓穴を掘った。
CDMA特許でクアルコムが嫌われているように、CDやFelica特許でSONY(と、ドコモのフェリカネットワークス)が嫌がられているように、だ。

今でこそFOMAは国際MMSやSMSに対応している(ゲートウエイがある)が、国内向けにこれを使うにはちょっとした工夫が要る。
日本の携帯メールはiメールから始まった。
ドコモはあくまでもその自社技術に固執していたのでMMSは使えなかった。
SMSにしても同様なのだが、国際性と言うことでFOMAにはこれを乗せている。(ただし国内事業者とは相互接続していない)

日本ではこうしたメールシステムが古くから(つまりiモードサービス開始当時から)存在したのだが海外はそうではなかった。
そして未だにSMS全盛なのはSBMやiPhone3Gを見ても解るだろう。
マルチメディアを売りにするiPhoneでさえ、OS3になってはじめてMMSに対応できたのだ。
日本のスタンダードから見れば世界のケータイ事情は10年くらい遅れていると言っても良いのではないだろうか。
しかし日本がいくら進んでいたとしても、日本独自では何もならない。
iメールが世界中で使えますか?みたいなものだ。
(使える国が少なくないのは事実だが)

LTE時代に入るとSMSの国内相互接続も可能にするという。
まさに時代の逆行みたいな感じはするのだが、世界に合わせることも又必要だろう。
とは言っても日本でSMSを使う用途がどの程度存在するのかは疑問で、何せ機能も限定的だし料金も(現在と同じだとすれば)高額だ。
オマケに電話番号がSMS番号になるのでspamは覚悟しなくてはいけない。
実際私はFOMAのSMS機能はディセーブルにしている訳で、FOMA開始当時にはSMSのspamが頻繁にやってきたのだ。

spamを受信する事だけなら被害は少ないとも言えるのだが、SMSを送るとその番号が生きているかどうかも分かる。
SBM宛に非通知ワン切りがかかってくるのが嫌なように、電話番号をスキャンされるのと同じ事が起きるわけだ。

   

Comments:4

cipher 2009年7月 9日 16:57

とは言われましても、iモードの使えない(一部端末除く)PROシリーズのユーザーとしては、SMSが一番簡単にケータイユーザーとメッセージをやりとりできる手段なのも否めないわけでして。

せめて、PROシリーズだけでもMMS積んでくれないですかね。
それが無理ならドコモがmopera.netドメインをケータイメール扱いしてくれるだけでも御の字なんですけどね。

toro 2009年7月 9日 17:47

初めて投稿させて頂きます。
smsとはwillcomのライトメールと同じなのでしょうか。
もし同じようなものでしたら、willcomも昔からサービスを行っている
気がしたのですが。
間違いでしたら、申し訳ありません。

F&F Author Profile Page 2009年7月 9日 18:31

スマートフォンとケータイ間は難しいですよね。
MMS対応か、iメール用のソフトでも乗せるか。
いずれにしてもシステム計に絡むので大変そうです。
というか、やる気があれば出来る筈なんですけどね。

WILLCOMですが、SMSはメールの形式(や、文字数制限など)ではなく通信に絡むものです。
従って「PHSにはSMSの概念がない」ので実装は出来ません。
ただしゲートウエイを設けて相互接続は可能です。

nanasi 2009年7月11日 14:09

>cipher
>ドコモがmopera.netドメインをケータイメール扱い

してますよ?
http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/061206_00.html

コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。

サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。

登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント フォーム
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。

Home > SMS



VC