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冬モデル


  • Posted by: F&F
  • 2009年8月 5日 11:06

携帯電話各社の冬モデルの噂がそろそろ出始める。
未だ世間は夏だというのに、11月末には冬モデルの発売が開始されるので今頃から認証を取ったりと作業をしなければならない。

ドコモはHSUPA対応になるのだろうが、HSDPAのカテゴリはどうだろうか。
EMは7.2MbpsからDC-HSDPAへ移行した訳で、確かにDualCellは楽で良いのだが消費電力的にはマイナスだ。
もちろんセル内の帯域消費も倍になるが、EMは新周波数の割り当てもあるのでクリアしやすいと考えられる。
ドコモの場合は無線系も地上系も更なる強化が必要で、何しろ加入者が多いので大変だとは思う。
例年通り新機種は新サービスとセットで発売となろうが、新サービスは旧サービスのモディファイ程度かのか?プラスαがあるのか。
呪われた夏モデルのブラウザ事件は冬までに解決するのだろうか?
現状ではJavaScript機能が殺された状態で、まさに謳い文句に偽りありの状態だ。

冬モデルではPTTも廃止されるはずだ。
ドコモとしてはIPベースの通話の実験結果は取得できたと言うことかも知れない。
せめてパケ・ホーダイ適用の定額通話ならば需要もあったかと思うのだが、別料金が必要でシンプレックスでしかも通話時間制限付きでは使いにくくてしょうがない。
米国などではPTTが随分使われているようなのだが、これはiPhone販売台数と同じで米国で流行ったからと言って日本でもその通りになるとは限らない見本のようなもの。
もちろんドコモのサービス手法や料金体系にも問題はあっただろう。

巷ではGoogleVoiceがAppStoreから追い出されたことがニュースになっている。
Apple側は競合ソフトだから追放したとしているが、例えばBlackBerryにこれを入れて日本でも使えるのだろうか。
結局これはIPベースの音声伝送になるわけで、それならLTEが良いねと言いたいところだがLTE開始はまだ先だ。
IPベースの音声と言えばSkypeがある。
これはiPhoneで使用できるがSBMの3Gネットワークでは使えないようにされている。
iPhoneなどで通話されたらSBMの高額通話料など払う人が居なくなってしまうからだ。

確かにSkypeの通話品質は回線交換の音声路のようにクリアではないし遅延も大きいが、無料であることは最大のメリットに違いない。
そしてこうした音声用のアプリが出てくれば、データ特化型のサービスと音声サービスの区別は無くなってくる。
もちろんパケット通信用の伝送路と音声用の伝送路では様々な面で違いがある(音声伝送には綺麗なパイプが必要)が、どこまでがデータでどこからが音声かというような区別はなくなるだろう。
それこそ帯域さえあればIPベースの音声+動画伝送だって可能なのだから。

この辺りの進化はやはりLTE以降の話かも知れない。
スマートフォンは別として、いわゆる携帯電話の自由度が高まるのはもっと先の話だろう。

   

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