売れなくなった？

iPhoneの販売ランキング、GfKでは久々のトップが飾れて関係各者は大喜びだったのではないだろうか。
iPhone3GSのスパボ一括安売り（まださほど安くはないが）開始で売れ行き好調かと思ったのは4日間だけだった。

BCNランキングでは前週の5位から更にランクを落として6位になってしまった。
16GB版に至っては前週の12位から15位にランクを落としており、もはや投げ売り以外に売る方法が見つからない感じだ。
所でiPhone3Gは一体何位なのだろうか。
少なくとも70位以内には入っていない。
これが在庫切れだったらSBMも大喜びだと思うのだが、街のケータイ屋には並んでいる。

さすがにスタイルを変えないまま1.5年の月日はキツかったか。
国産ケータイが年に2度のモデルチェンジで高機能化されていくのに対し、年に1度のモデルチェンジでそれを追うのは厳しいだろう。
来年にはAndroid搭載機も姿を見せる筈で、ますます厳しい戦いになっていくものと思われる。
いや、そんな厳しい戦いを国内メーカはずっとやってきたのだ。

iPhone好調がWindowsMobileの追い風になると神尾氏は押したいところだが…
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0911/18/news024.html
WindowsPhoneの話の中でも何とかiPhone宣伝を絡ませたい神尾氏の情熱？は伝わってくるのだが、市場を甘く見て成功した商品はない。
これは凄いんだからおまえらも使えではなく、何故シェア100%にならないのか？と（多くの場合それは不可能なのだが）日々検討し改善していくのが成功への地道な努力だ。

今でこそ海外製品に取って代わられたが、以前日本市場における電動鉛筆削りのシェアは松下が100%だった。
シェア100％だからと言って値上げするわけでもなく、改良をやめるでもなく売り続けた姿勢は立派だと思う。

それはともかくとして、私は神尾氏の言うF1層にiPhoneが評価されている説を鵜呑みには出来ない。
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/0909/25/news017.html
C2（女性）〜F1層でiPhone利用者を見たことがないからだ。
C2（男性）やM2層の利用者は見かけるしF2層の利用者もたまに電車などで見かける。
これは神尾氏や孫さんの言うように地域性が極端に出ている論で説明すべきなのだろうか。

販売ランキングでトップを取ったときの神尾氏は大喜びを通り越した超喜びだった。
今はどうなのかな？少し元気がないのかな？大丈夫かな？やけ酒なんか飲んでないかな？