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EDR


  • Posted by: F&F
  • 2010年3月 9日 11:04

トヨタの主要車種にはEDR(EventDataRecorder)が付けられているというか、その機能を内蔵しているといった方が良いだろうか。
しかし今回の一連のトラブルの舞台となった北米には、その解析装置が1台しかないのだそうだ。

トヨタ的には「見て欲しくないもの」なのだろう。
EDRは仕様が余り新しくはないのか、7秒程度のデータしか記録が出来ないという。
ちなみにアメ車では1998年からこれの装着が始まり、今は多くの車に搭載されている。

トヨタは今回の事件をきっかけに北米にもEDR読み取り解析装置を準備すると発表した。
しかしEDRはドライバのプライバシを侵害するのではないかとの議論もあり、米国ではEDRのデータはドライバーと司法だけのものとしている。
日本ではドライブレコーダを装着する車が増えてきている。
本来であればEDR連係で動作するのがもっとも良いと思うのだが、安全第二のメーカの腰は重そうだ。

トヨタのアクセルペダル改修後の車でも予期せぬ加速が起きたとの報告があるそうだ。
アクセルペダルの機械的なトラブルは原因の一つでしかなかったのだろうか。
豊田氏によれば、電磁波照射などあらゆるテストを行っても予期せぬ加速は再現しなかったという。
ただしそれで完璧というわけではなく、様々な条件下でのテストは今後も継続すると言っていた。
これが原因追及の姿勢であると本来なら素直に思うべきなのだが、今までの対応を見ていると「絶対大丈夫だと言い切れない事情があるのかな」と勘ぐりたくもなる。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100306ATGM0600V06032010.html

ドライブレコーダも出始めの頃のものに比較するとかなり価格も下がり、画質も良くなってきている。
面倒さを我慢するならば使わなくなったケータイをダッシュボードの上に置いて、運転の度に録画スイッチを押せばいい。
ドライブレコーダでも安物というか1万円以下のものはイベント記録型、2万円程度になると常時記録型のものが選べる。
画質も最近はかなり良くなってはいるが、モデルによる差も相変わらず大きい。

若者の車離れは若者の無謀な運転者を減少させたが、それより危険な老人運転車両が増えてきている。
一時不停止や信号無視、時には逆送もしちゃうという現状では事故が起きない方がおかしい。
さらに彼らは信号を無視したとしても、記憶の中では「信号が青だから進んだ」事になっている。
確かにその時点では信号は青だったのかも知れないが、実際にその交差連を通過した時には既に信号機は青ではなかったというタイムラグが起きる。
これを証明するのは、現状では録画装置が手っ取り早いというわけである。

プリウスは新規受注が落ち込んだらしい。
これまで売れていた反動もあるだろうし、ブレーキ問題、トヨタとしての企業イメージの問題も関係しているだろう。
クレーム隠しで瀕死となった三菱自の例もある。
鈍感な日本人ではあるが、流されやすい民族でもある。
ご近所さんがワンボックス買ったからウチも、ご近所さんがプリウスに乗り換えたからウチも、そんな感じ。
するとご近所さんがトヨタをやめたからウチも、そうなってしまうとネガティブフィードバックがかかり始める事になる。

   

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