Home > IS02

IS02


  • Posted by: F&F
  • 2010年6月27日 11:04

auのスマートフォンであるIS02は、Cメールによる緊急地震速報の受信に対応しているそうだ。
緊急地震速報に対応すると言いながら何度も延期、挙げ句の果てに未だに対応出来ていないSBMなんて事業者もある。

このマルチキャストなどは移動体通信事業者でも関心が高く、ドコモが緊急地震速報を開始した時には海外事業者もずいぶん興味を示していた。
地震速報のみではなく一斉通報的な使い方は色々役に立ち、なので規格化されている部分もあるというわけだ。
スマートフォンの場合は標準規格以外の事業者規格を積まない方向なので、この手の日本独自に現時点ではなっているマルチキャストなどにはこれまで対応されなかった。

いや、iPhoneなどはドコモネットワークで使えば自動時刻補正が効くがSBMで使う限り時計はズレまくりになる。
その代わりSBMならSMSが使えるとか、まあ色々中途半端なのが現実なのだ。
ドコモやauは日本独自の仕様をスマートフォンにも盛り込みたいとしている。
SBMは絵文字くらいなのかな、日本の文化に対応させたのは。

Xperiaなどは仕向地によって仕様を多少変えてくるなど芸の細かいところを見せる。
一方で海外の多くのスマートフォンメーカは、日本語変換やかな漢字変換にも余り興味を示さない風だ。
このあたり、事業者の力や販売台数によっても変わってくるのだろう。

iPhoneはケータイに近づけようと絵文字を搭載したが、ここでも色々とあったそうだ。
ようするにAppleはカネにならなければ動かないと言う事で、まあごにょごにょと。

そのiPhoneはアンテナ問題と液晶問題の次にカメラもダメだとか。
このあたりの品質管理というか性能評価は日本メーカにはなかなか適わないかも知れない。
日本製はダメだ、グローバルだAppleだと言ったところでこのあたりの技術と管理体制は日本に追いつけていない。
これは自動車の分野でも同じで、BENZがトヨタの真似をしたらやたら安っぽくなっただけという笑い話のような事が起こっただけだった。
安いものを高く見せる、コスト管理を行いながら品質を管理するのは大変な事だ。

意識の違いもある。
フェラーリはエンジンは良いと思うし車の作りにもポリシーがある。
でも塗装と電装は頂けない。
塗装はそのものが悪いのではなく、品質管理の問題だ。
ダレなどがあっても普通に出荷しちゃう。

iPhone問題、アンテナは物理的特性なので多少の誤魔化しは出来ても解決は出来ない。
液晶とカメラはキャンセルソフトを動かせば何とかなるかな。
液晶の黄ばんだ部分をタップするとそこが白っぽくなるアプリ。
その情報を元にして表示ソフトの色変換テーブルを作るとか。

高精細液晶、高画素(というほどでもないけど)カメラ、受信感度対策、どうやらAppleは欲張りすぎたようだ。
日本のケータイの進化にも1年は余裕でかかる。
そこを複数の開発チームを動かすなどして納期をクリアしていくわけだが、それでも開発側の作業は相当な量になる。

   

Comments:1

YASU Author Profile Page 2010年6月27日 13:07

auがスマートフォンでも緊急地震速報に対応できるのは、局側・端末側の仕様策定や納入時の試験についてキャリア側でコントロールしているからじゃないですかね?
一方、SBMはメーカー側任せで納入時の試験もおざなりって感じ?
だから機種や場所によって、通話中切断などが他社より多く、緊急地震速報もいつまで経っても実装できないのでしょう。
信者様たちは否定するかもしれませんが、ソフト開発業界に身をおいていると、キャリア間の姿勢の差は伝わってくるんですよね。
まあ、SBMはJ-Phoneの頃からみたいですが...
知り合いから聞いたJ-Phoneでの基地局に関するプロジェクトでの話、
知り合い「仕様書と動作違うんですがー」
現場の上の人「前の改修内容を反映してないのが有るみたいよ。いつからって?さあ?その頃担当してた人で仕様把握してる人残ってないから、現在のソースをベースに考えてね」
なんて感じだったらしいです。
単価も安いので、その後は請け負うこともしなくなったようですが...
iPhone4のカメラ・液晶の問題ですがキャンセルソフトで対応するのは厳しいような...
カメラは光学系に問題あるみたいなので、環境の色温度によってパターンが変わるんでパターン情報の適用が難しい。
液晶は液晶本体だけの問題なら対応可能だけど、組み付けによる圧力分布や温度分布が影響するならパターンが増えるって感じで。
どちらもコストをかけずに薄くする為、本来無くてはいけない部品を省いちゃったなんて事が原因じゃないかと思っているんですが...
あるいは、納期に間に合わなくて、組みつけてないとか...

コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。

サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。

登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント フォーム
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。

Home > IS02



VC