バネ

レクサスのリコールが又行われる件に関して触れて欲しいとmailを頂いた。
内容はバルブスプリングに異物が混入している可能性があり、不具合を起こす恐れがあるというもの。

おそらくバルブスプリングの折れなどが、トヨタの車内基準を上回る台数で起きたのだろう。
そこで調査したらバルブスプリングにの異常が見つかったと。
いや、もしかしたら設計不良とか過剰コストダウンじゃないのと意地悪も言いたくなるが、トヨタは異物混入だという。
ただ、どうもここ1ヶ月や2ヶ月で発覚したというものではなくかなり以前からトヨタは認識していたようだ。
あらかじめバルブスプリング交換用のSSTなどの手配を行い、準備が整ったところでリコール届けと。

バルブスプリングの異常というのも珍しければ、これのリコールは結構大変だろうなと思う。
エンジンをおろしたりヘッドをはがしたりはしないと思うが、そもそもカムカバーすら開けた事のないメカニックが多い昨今のディーラで正しい整備が出来るのかな？みたいな。
それこそ組み付け不良とかバルタイがおかしくて、その修正に時間を食うとか、あの〜バルブがシリンダに落ちちゃったんですけど、とか。

バルブスプリング自体は4気筒16バルブシングルバネで2万円くらいだろうか。
原価は当然これの半分くらいだろうから工賃の方が高くなる。
ヘッド回りのパーツは外さないといけないし、オイルが垂れないようにウエスでも詰めて剥がすのかな。
カムカバーを剥がせばガスケットも交換しないといけない。

7MGに乗っていた頃、ディーラでカムを外す機会があった。
メカニックはカムの色が変わっているので再使用出来ませんという。
7MGのカムはメタルがくっついているのである程度使っていると変色するのだが、どうやら知らなかったらしい。
この調子でいけばバルブスプリング交換車のかなりの割合でカム交換が行われたりして。
カムは高いよ〜

このリコールは日米で行われる。
色々ケチが付いて販売量も低迷気味のトヨタだけに、またかと頭を痛めているディーラも多いだろう。