海外定額

SBMに続いてドコモも海外完全定額を開始した。
従来は準定額だったのだが、これを定額化した。
それは良いのだが、来春以降はまた準定額に戻す予定段階型定額制になるという。

おそらくは市場の動向などを見ながら、あるいはパケット利用料を見ながらという感じなのだろうがどうだろう。
あるいは来春までのキャンペーン価格と考える事も出来る。
ドコモの場合はSBMと違ってPC接続でも定額料金内に収まる。
これは結構良いかも。
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2010/08/03_01.html

海外では無線LANが無料で使える場所が多いとはいえ、移動中にもPCが使えるのはメリットだ。
ただしSBM同様に、定額ではない事業者へも自動接続されてしまうケースがある事には注意したい。
今後移動機側でその旨を表示するなりアラートを出すなりの機能が必要だとは思うのだが、今は何もなされていない。

今はなくなってしまったプッシュトークだが、これはIPを使ったシンプレックス通話だった。
もしもこれが海外定額内で使えれば、使いにくいのは確かだがメリットにはなったはず。
国内通話ですらパケ・ホーダイ対象ではなかったのだが、残しておいても損はなかったかも知れない。

この流れで行けばauも追従するだろう。
ところが3GPP2はGSM勢と仲が悪く、国際ローミング対応移動機が少ない。
しかもGSMエリアでは実質的なパケットコストがW-CDMAネットワークより高額になるなど、難しい部分もある。

マスコミの扱いはSBMが定額開始した時よりも大きい。
白犬の海外定額CMも、人によってはドコモの宣伝に見えるかも。