- 2010年10月26日 11:05
マイナーチェンジしたFit、受注の7割がハイブリッド車だそうだ。
ハイブリッド車は燃費が素晴らしく良いようなイメージを抱く方も多いと思うが、そもそもハイブリッドとはガソリンエンジンの苦手とする部分をモータで補っているだけなのだ。
魔法でもあるまいし、燃費が2倍になどなる事はない。
いやいやプリウスの燃費は他車の2倍じゃないかと思うなかれ。
アレはモード燃費チューニング世界一のトヨタの傑作なのだから。
欧州各社などのデータも含めると、走行条件にもよるがハイブリッド化で稼ぎ出せるのは燃費の2割向上が良い所だろう。
ハイブリッド化による重量増などもあるし、やはり魔法はそこらには転がってはいないわけだ。
しかし、ではハイブリッド化が無意味かと言えばそうは思わない。
特にこの日本の低速走行+渋滞路の環境ではハイブリッド化が有利に働くと思うからだ。
特にFitの場合は低価格化のメリットもある。
プリウス価格になってしまうと、車両代の差額でガソリンを買った方が安くなってしまう。
長く乗ればと言うけれど、電池の寿命はどうなのかな？年々ハイブリッド率が低下してくるんじゃないのかな？なんて思ったり。
この先マツダの低燃費車が出てくるとまた流れが変わるかも知れないが、少なくともこの先しばらくは小型車の時代が続くだろう。
プリウスは非常によく考えられた動力伝達機構を持つがロスもあれば冗長な部分もある。
Fitなどは日欧で一般的なパラレルハイブリッド構成で機構も簡単でコストも下げやすいが極限のカタログ燃費にはならない。
回生ブレーキなども控えめなので普通の車の延長上にあると言える。
特別感が欲しいならばプリウスなどが良いのかも知れないが、意識せずに好燃費という点でFitは悪くない。
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