N-02C(1)

これまで使っていたN-04BをN-02Cに変更した。
これでウルトラ遅くてストレスたまりまくりのメール返信操作からも解放された。

N-02CはN-04Bのマイナーチェンジ版と言っても良く、それほど派手な変化を見せるわけではない。
例によって女性ターゲットのイルミネーション機能などは追加されたが、以前から使用場面があまりなかったタッチパネルは廃止された。
そもそもNECのタッチパネル機能は最初のN-01Aの頃から酷いもので、タッチパネル使いたいなら富士通製を買いましょうねと自ら主張しているようだった。

それでもN01A/N-06Aは折りたたみではなかったのでメール受信や着呼応答にタッチパネルは重宝した。
ただし通話終了後に電話を切ろうとしてもタッチパネルはDisableになってしまっているので、まずはそれを活かすところから始めなければならないという駄目さ加減だった。
N-04Bにもタッチパネルは搭載されていたが、もはや使えるのは主にカメラ操作だけに絞られた。
確かにタッチパネルでのカメラ操作はダイレクト感があるが、だったらLumixPhioneを買った方が良い。

2軸ヒンジなので表示部を回転させてカメラモードにしてと操作すればタッチパネルが必要な理由にはなる。
ワンセグを観るときもこの方が良いかもしれないが、私は液晶部をひっくり返して使った事がない。
おそらく使用頻度が低いから今回廃止されたと思われる。

こうしてモデルチェンジの度にタッチパネルの使い道は減少し、そしてついに消滅した。
これによって価格が下がるならばその方がずっと良いだろう。
もちろん実用に耐えるレベルのタッチ操作が可能なのなら残しておいても良いとは思うが、NECには無理だ。

N-04Bから改善された最大のポイントは画面遷移速度の改善で、他モデル並みというかそれより少し速いかなという感じになった。
N-04Bが画面遷移に4秒ほどを要したが、N-02Cは1秒以下だと思う。
N-04Bならストップウォッチで楽に計れるが、N-02Cでは難しい。

その他メニュー周りにしても何にしてもN-04Bより速くなっていて、これは触ればすぐに分かる。
しかしN-02Cの速度になれればそれが普通になり、N-04Bを触るとウルトラ遅く感じる。
つまりN-02Cが極端に速いわけではなく、N-04Bが極端に遅かったという事だ。
ちなみにそれ以前に使っていたN-06Aも決して速くはなく、平均値としてはN-04Bとあまり変わらなかったかも知れない。

カメラの起動は以前から速く、それも今回更に速くなっているのとメニュー周りが分かりやすくなった。
動画撮影はHDモードのフレームレートが上がった。
マイクがキー面に付いてS/Nが良くなるような気がするのと、キーが大きくなって押しやすくなった。
ただし押下トルクはNECの常で大きめであり、少々疲れる。

Felicaのアンテナが底面から液晶裏側になり、最初はちょっと戸惑う。
薄型化によってFelicaアンテナの行き場が無くなったのだろうか。
イルミネーションはなんか派手なので、適当に調整する。
キーを押すとその周囲が光る設定とか、見た目は綺麗だがキーを押す度に気になって仕方がなかった。

その他、音声認識機能が付いたとかiWnnが新しくなったとか、メール振り分けなどの各種設定が便利になったとか、細かなところはずいぶん変わっている。
このあたりも含めた使い勝手は追って書く予定だ。
また時間があればSONYの裏面照射型CMOSイメージセンサExmorについても評価してみたい。