F-07C

Windows7ケータイだそうだ。
Windows7がOSとして動いているわけではなく、Windows7のPCとiモードケータイがキーとディスプレイを強要していると考えればいい。

CPUは600MHz駆動のAtom、メモリは1GBとの事なのでパフォーマンスに期待は出来ない。
ディスプレイも解像度は高いが大きさが限られているので使い勝手が良くない可能性がある。
このあたりはやはりケータイとして発達してきた従来型が一番きめ細かく様々な設定が出来たり観やすさが考えられている。
次はスマートフォンで、ケータイほどではないが狭い画面をどう使うかなどを含めて考えられている。

Windows7は大型高解像度ディスプレイを、場合によってはマルチ画面で使うようなシロモノだ。
ノートPCで使う場合でも画面の狭さや動作の遅さをある程度は我慢することになる。
そう、我慢してでも使いたくなるかどうかがF-07Cを受け入れられるかどうかの境目だろう。

連続動作時間は2時間だそうだ。
余り容量の大きくないバッテリを積む割には頑張ったと言える。
ケータイモードならば連続待ち受け600時間で、こちらはiモード端末そのものだ。

一般的にはスマートフォンの使うチップセットなどでの連続待ち受け時間は短くなってしまう。
ドコモは独自にチップ開発に口を出すなどしながら、コストよりも性能優先みたいな感じで開発を続けてきた。
スマートフォンはいわゆる汎用チップを使うので消費電力面などで従来型ケータイにはかなわない。

連続通話時間はチップセットなどの消費電力よりも無線部が消費する電力の方が目立つので、これは主に電池容量比例となる。
連続待ち受け時間はほんのわずかなパワーコントロールなどで大きくその時間が変化するのでチップセット依存になる。
不在着信ランプ一つにしても、あれを点灯させるだけで連続待ち受け時間がずいぶん減ってしまうのだ。