超薄型

超薄型バラストを入手した。
ちなみにレイブリックのバラストも超薄型で小型軽量である。

当然ながらレイブリックのバラストは正しい設計がなされていて、コントローラにはPICが使われている。
トランジスタ類も基本的にはSMDで、トランス(コイル)も基板を挟むようにコアが組み立てられたものだ。

今回バラしたものはサイズこそレイブリックのものに近いが、中身は勿論別物である。
写真右は従来(2011年モデルとして売られているもの)型、左が今回入手したものである。
小さく軽く、厚みは15mmほどしかない。

中国スタンダードで55Wと書かれているが、同じ形状で75W品もある。
バーナは20000K品を頼んでみた。
すると電極にかぶせられたセラミックがピンク色をしている。
6000Kとして買ったもののやたら色温度の高かったものはここがブルーだった。
もしや、このセラミックの色で色温度を示しているのか。
ちなみに6000K品はセラミック色そのままである。

例によって電源を入れるより早くバラした。
2011年モデルらしく？、充填剤はポロポロと取れてくる。
(2011年モデルと称されたバラストと充填剤が同じの意)
内部はと言うと、DC駆動型だった。
実に簡単単純な回路で、PWMコントローラはもはや定番のTL494が使われている。
DC-DCのトランジスタはAOT430だ。
DC駆動だとフルブリッジが不要なので回路はかなり簡単になる。
基板も紙エポキシで大幅コストカットという感じ。
http://www.fnf.jp/hid7.htm

このバラストと組み合わされるのはDC用のバルブなのか。
それともAC用を無理矢理点灯させているのだろうか。
そして、55Wの表示は真実なのだろうか。

単車用として売られているバラストはこれだ。
バイク専用品となるとこのバラストとバルブ1個で3千円くらいの落札価格になる。
25Wや35Wと書かれてはいるが、中身は全部35W品なんじゃないのかな。

自動車用だと同じものが2セット、つまり左右ヘッドライト用で3千円になる。
つまりは単価が半分に下がるわけだ。