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  • Posted by: F&F
  • 2011年9月17日 13:11

トヨタはプリウスプラグインハイブリッドを発売する。
米国での価格は約246万円だそうだ。

FCEVやEVを否定してきたトヨタだけに、何としてもハイブリッドとの組み合わせとしたいのだろう。
確かに発電機付きのEVは航続距離の点で安心感がある。
一方で発電機代、発電機の重さは車両重量を増やしてしまう。

プリウス方式だと発電機とモータが必要なのも重くなる要因だ。
インサイトが1.2t前後であるのに対してプリウスは1.5tにもなる。
勿論重かろうが何だろうが燃費が良ければいいと考えればプリウス方式がダメだとは言えない。
単に運動性能が悪化するだけで、燃費特化車にとってこれらはさほど重要ではない。

従来公表されたプリウスPHVの電池容量は5kWh前後だった。
従来のNi-MH版だと全バッテリ容量の実質6割程度しか使わないので、その電池容量は電動自転車よりちょっと大きな程度となってしまう。
ただしそれによってバッテリの寿命延長、メモリ効果を出にくくするなどのメリットがある。

おそらく今度のPHVはLi系のバッテリだろうからメモリ効果は考えずに済む。
そうすると2割〜8割の電池使用率を、1割〜9割などと拡大できる可能性もある。
これなら公称容量の8割は使える事になり、もしも搭載バッテリの容量が5kWhならば実質4kWhも使える。
現状のプリウスが実質800Whも使えないのとは大違いで、バッテリのみ走行が実用的になってくる。
実用的航続距離は10km程度、実験値で25km程度と言われているがちょっと乗るにはその位で良いかもしれない。

トヨタによればバッテリをLi-ionにして容量を拡大した結果、充放電が楽になって効率が上がったという。
EVモードでの航続距離が伸びた事とLi-ionバッテリ化によって40km/l以上(日本のモード燃費データではない)を可能にした。

EVは航続距離がやはり問題だ。
様々な用途に使える車とは、少なくとも現状では言えない。
EVの航続距離を問題視するならプリウスPHVも同じではないかと言われそうだ。
確かにEVモードでの運転が終了した後は、単に重い電池を積んだ従来型プリウスと似たようなものになる。
なのでトヨタ的にはバッテリ容量拡大による効率アップもあるんですよと言いたいのだろう。

   

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