シグナスX点検(5)

エアクリーナは常識的な汚れ具合と言って良いだろうか。
エアで吹けば汚れが取れるかも知れないが、汚れ自体が油っぽい。

エアクリーナエレメントは純正品が2千円くらいだ。
乾式なのでそっくり交換すればいい。
個人的にはディスポーザブルな乾式の方が好みなのだが、ランニングコストと面積あたりの吸気抵抗を考えると湿式にメリットがある。

ドライブ系を開けたのでドライブ側のシャフト、つまりクランクシャフトを回してみた。
圧縮の具合は普通なのでバルブの密着は今のところ大丈夫だと思う。

スズキとヤマハの設計思想の違いは前にも書いたが、金属面の加工精度はスズキの方が良い。
見える部分、見えない部分、機能部分等々全てにおいてスズキの方が精度良く加工されている。
組付けなどに関しても同様でねじ穴のピッタリ具合はスズキの方が上だ。
以前にも書いたがシグナスはねじ穴と溶接されたナットの中心が合っていないために、ボルトがねじ穴のエッジに引っかかって削れている部分があった。

純正部品はスズキが安い。
というかスズキは新車価格も安いのだから当たり前か。
整備して乗り続けようとすればパーツのコストも気になる所ではある。
非消耗部品はまあ良いとして、定期交換を要するパーツの価格は安い方が良い。

車にしても、少なくともBENZは定期交換部品は安い。
サードパーティ製だと国産部品より安かったりする。
ただし普通は壊れないような所がダメになると高い。
CLSのESPエラーの原因ではないかと思っているステアリングポジションセンサは8万円くらいする。
ちなみにフォルツァだったかな、電子制御のドライブプーリはアセンブリでしか供給されないため、これも8万円くらいだそうだ。
プーリーって摩耗すると思うのだが、ホンダのものは強いのかな。
スカイウエイブはベルトに優しいくらい柔らかいプーリだなんて言われるけど。