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スカイウエイブ(78)


  • Posted by: F&F
  • 2012年2月 8日 11:03

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しまっておいた抱きつきエンジンを引っ張り出してきていじっている。
抱きつきと言っても手修正でもいけるかなと思う。

もちろんベストを求めるという意味ではコンロッド交換か小端部のメタル打ち替えが必要だ。
で、どうせメタルを打ち替えるなら322cc化でしょ、みたいな。
しかしコンプレッション問題を考えると市販の専用ピストンの方がお得だと教えて頂いた。
またクランクバランスや芯出しも効果的だと教えて頂いてので、今回はこれにも挑戦したい。
と言ってもバラして内燃機屋さんに送るだけなんだけど。

クルマでもボアアップの時はそうなのだが、排気量アップは違法改造車だ。
いや、違法改造車というか脱税改造車かな。
そこで排気量を変えずにちょっといじる(圧縮比下がるかなぁ)手があるかもと考えてもいる。

このエンジンはカムとロッカーアームにも少し傷があるのでこの部分は使いたくはない。
いくつかの部品は共食いして使ってしまっているし、まずは解体実験用として役立って貰うか。

クランクケースを割るにはいくつかのSSTが必要になる。
ジェネレータロータ(オルタネータの回転子)を引き抜くものとか、バランスシャフトのネジを緩めるものとか。
ジェネレータロータはベアリングプーラでも抜けるのかも知れないが、相当丈夫なものでないと歯が立たない。
構造的には逆ネジでギリギリと締めて外すのだが、並みの固さじゃない。

写真はクランクを止めているナット、対辺46mmという巨大なそれを緩めるためのSSTである。
このSSTはヤマハのクラッチナットを緩めるのに使えるが、ヤマハのクラッチナットツールでスズキのクランクネジは緩まない。
このネジ、一体どれだけのトルクで締められているのかと恐ろしくなったが450mmのハンドルで緩められた。
ちなみにロータリエンジンのフライホイールナット(対辺50mm)は50kgmだったかな、締め付けトルクが。

ジャンクと言う程酷くはないが、またまたパーツを入手した。
これとの組み合わせで1台まとめ上げてみようか。
この辺りの話は又後日。

エンジンいじりは楽しいが実車に積んでのテストとなると面倒だなと思ったり。
単車ならばテストベンチは簡単に組めそうで、それがあれば室内での実験もOKだ。
エンジンをかけるだけなら燃料系とインジェクタドライバ(パルスゼネレータで良い)があればアイドリングぐらいはさせられる。
ラジコンのエンジンのでっかいのをいじっているという感じになるか。

   

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