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燃調(5)


  • Posted by: F&F
  • 2012年2月13日 11:05

簡単なというか簡易的な燃調補正だと、水温や吸入空気温度センサの値をいじるのものある。
自動車の場合はこれは通用しないのだが、排ガス規制の甘いバイク(特にO2センサフィードバック制御以前のモデル)ならば使えない手ではない。

要するに水温や吸入空気温度を低く見せかければ燃料は増量出来るという事で、余り低く見せるとアイドルアップなどが起きてしまうがそこまでの範囲ならば使えない事はない。
圧力センサの信号誤魔化し方式でも(負荷を誤魔化すので)点火時期が変わってしまう。
水温や吸入空気温度センサをいじった場合でも、ECUとしてはその温度になったんだなと思い込むのだから燃料以外の制御も変化する。

外部から燃調をいじるならば、エアフロメータ信号や圧力センサ信号でせいぜい2割程度、インジェクタの方は飽和するまで増量してもかまわない。

燃調のためにはAF計が頼りになる。
UEGOセンサを使ったものが一般的だがセンサは高額だ。
これは酸素ポンプ型のもので定電流ドライブする必要がある。
精度が多少アレでも良いなら自動車メーカ純正品を買う手もある。
おそらく日本で最初にUEGOセンサを使ったと思われる日産サニーのもの(22693-0M500)がもっとも安価だ。
プリウスにも使われていると思うのだが、これはO2センサでストイキ補正をしているようなので絶対精度に関しては不明である。

BOSCHの安価なタイプもあり、代理店経由でも1万円しない。
http://www.grid.co.jp/prod/prod341.htm

UEGOセンサは燃料が薄い領域で使うには良いのだが、濃い側で使うと極端に寿命が短くなる。
なおセンサはマフラの後端に突っ込めばいい。
触媒があってもなくてもA/Fは計測出来る。

出来合いのA/F計は、以前はいわゆる工業用の100万円級のものやその簡易型の30万円くらいのものしかなかった。
今では精度はどうか解らないが数万円でも手に入れる事が出来る。

点火時期を見るためのものも以前に作った事がある。
と言っても簡単なもので、点火信号から圧縮上死点信号までをカウントしてクランク角に変換するだけ。
ノッキング検出器も作った事がある。
何しろチューニングカーってヤツは騒音だらけでノッキングが聞こえない。
ノッキングセンサの出力をフィルタリングしてゲートをかけただけのものだが、結構使えた。

   

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