- 2012年2月18日 11:04
Lジェトロでは吸入空気量そのものを計っているので吸排気系を変えるなどしても、ある程度は追従してセンシングしてくれる。
しかしα-NやDジェトロだと吸入空気量を計っていないので制御が狂う。
例えばノーマル状態で100馬力のクルマの吸排気系をいじって120馬力にしたとする。
吸入空気量は120馬力分になるのでLジェトロであればそれに見合った燃料を噴射してくれる。
しかしDジェトロの場合は100馬力でも120馬力でもフルスロットル(=負圧ゼロに近い)に違いは無いので燃料は増えてくれない。
圧力センサの電圧いじり型燃料コントローラを使っても、フルスロットル領域では殆ど増量は出来ない。
なぜならそもそも圧力センサの値がフルスケール(大気圧)近い。
クルマでもバイクでも吸気系やマフラーを変えたら燃調が狂うというのはDジェトロだからだ。
マフラーでどの程度パワーが上がるのかだが、メーカデータでも消費税程度である。
http://www.jdm-option.com/archives/feature/05_08/muffler/fujitubo_graph.html
単車の場合はどうなのだろう。
いずれにしても1割以下のパワー差であれば燃調を取り直さなくても壊れることはない。
勿論マフラーの特性に合わせてセッティングを出した方が良いに違いないが、これは簡単ではない。
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