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CDI(8)


  • Posted by: F&F
  • 2012年3月27日 13:01

シグナスは冬場になると燃料は濃い目になる。
FIダイアグノーシステスタで燃調を変えているが、多少濃くても点火が出来れば良くなるかも知れない。

もちろん点火が強力ならばどんな混合気にでも火が付くわけではない。
そもそも燃えないような状態になっていたらいくら強烈な点火システムを使ったとしても有効な燃焼にはならない。
車の場合には排ガス規制の関係もあって失火などは許されない。
少なくともモード燃費テストに使われる回転領域と負荷領域にあっては。

二輪車の場合も規制は厳しくなっているが車ほどのものはない。
だとすると点火系によっての改善効果が体感出来るのではないか。
体感出来るのならば作る意欲もわいてくる。

昨日の回路では6倍電圧整流しているのだが、ちょっと電圧が高すぎるかも。
HIDのノーマルトランスをフルドライブすると80V程度の電圧になるので、この6倍だと480Vになる。

HIDトランスの二次巻き線改造版に倍電圧整流でも350Vあたりになるので、絶縁耐力などを考えるとこのあたりが上品かなぁ。
倍電圧整流だと高圧側をスイッチせずに、SCR通電中はNE555を止める手もある。
またPWMモードにして電源電圧変動を補償しても良いかも。
NE555ではなくHIDバラストに使われているPWMドライバなら更に複雑な制御が可能だし、FETのゲートドライブ能力もある。

そもそも倍電圧整流するならば昇圧チョッパでも良い訳だ。
昇圧チョッパだけで高圧を得る手もあるが、安定化制御が少々難しいと思う。

スイッチング周波数をMHz台まで上げればコイルは小さくて済む。
コッククロフト・ウォルトン回路の場合はダイオードの耐圧もコンデンサの耐圧も、元の交流電圧ピークの2倍あれば良いので部品も楽だ。

イグニションコイルへのエネルギ印可は、SCRを使わずにIGBTで直接スイッチでも良い。
ゲートドライブ回路がちょっと面倒だが、これだとマルチ放電でも印可時間も好きなように制御出来る。

   

Comments:2

waity Author Profile Page 2012年3月27日 15:41

高圧電源にブラウン管TV時代のアノード電源は使えないでしょうか・・・
フライバック・トランスが異形ですがKVオーダーの連続放電が可能ですけどーーー
弱いかな?

F&F Author Profile Page 2012年3月27日 17:40

TVのフライバックトランスの解放電圧は20kV程度だと思うので、絶縁破壊電圧としては良い線かも知れません。
後は制御の問題で、発振回路で自体をON-OFFしたのでは遅延が大きすぎると思います。

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