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Li-ion


  • Posted by: F&F
  • 2012年8月25日 13:02

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ドコモショップに、電池は完全放電してから充電しましょうみたいな事が書いてあった。
Ni-MHの時代じゃあるまいし、Li-ionは深放電/充電で傷みが加速する。

Li-ion電池の充電は、もし電池電圧が規定より低い場合には定格充電電流よりも少ない電流でプリチャージを行う。
およそ3.3Vを超えると、次には一定電圧までは定電流で行う。
その後は電圧が4.200Vを超えないように電流を制限しながら充電電流を減らしていく。

携帯機器の電池残量ゲージは電圧を見ている。
つまり定電流モードでの充電が完了する時点でバッテリ電圧は4.200Vになっているわけで、ここでインジケータは100%を示す。
しかし充電はまだ終わっておらず、充電電流をゼロに近づけてもLi-ion電池電圧が4.200V近くにあるようにならなければ本当の充電完了ではない。
この充電完了フェースがどの程度の時間続くのかは電池によって異なるのかもしれないが、実験した感じだと15分くらいで終了するようだ。

携帯電話やスマートフォンの充電表示LEDは、電圧で充電完了を見ているのではなく充電制御デバイスの信号を見ているはず。
従ってLEDが消えれば満充電になっていると考えて良いはずだ。
ちなみに充電率表示は、もしかしたら充電中LED点灯中は98%とか99%を表示するようになっているのかも。

充電制御はDC型とパルス型がある。
DC型はリニア制御の定電流回路と定電圧回路を組み合わせたもので、パルス型は定電圧充電部分(トップオフ)をパルス充電する。
一説によればパルス充電の方が電池に対するダメージが少なく、電池寿命が延びるとされる。

Li-ion電池の充電に関しては、充電プロファイルの確立と制御デバイスの電圧精度向上によって従来よりもずっと良好になった。
充電制御デバイスの多くには温度補償回路も入っているし、電圧精度誤差も1%以下が普通である。

   

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