いまどこ？を試す(3)

いまどこ？の面白い？点は測位方法による位置の違いが分かる事だ。
Xperiaはドコモ契約なので、ドコモ基地局による測位、GPS測位、WiFiによる位置推定の3つの情報を切り替えて表示させる事が出来る。

もっとも正確に位置を示すのがGPS(SO-04Eの場合でありN-07DではGPS誤差が大きかった)で、次がWiFi(N-07Dでは逆)、ドコモの基地局による位置推定は400mメートルほど位置がずれた。
新横浜の屋内でGPS測位が出来るか出来ないかギリギリの場所では、GPS測位と基地局測位が同一場所を示した。
WiFi測位は実際にいる場所に近い、GPS等とは100mほど離れた場所を示した。

その場所場所において基地局測位の妥当性などを検証するのに多いに役立つ。
いまどこ？は自分の居場所も検出出来るので、スタンドアロンの測位情報チェッカとしても面白い。
位置を探すアプリであるという本来の使い方のみではなく、GPSマニアとか測位マニアも喜びそうな感じだ。

無料版は7日間の限定なのだが、有料版とて104円と格安だ。
アプリの価格にケチを付ける訳ではないが、安すぎるんじゃないの？と思う。
だって山旅ロガーの…ごにょごにょごにょ……
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.DailyTimer.imadoco

自分の行動を把握されたくない人には無用のものだが、自転車やバイクや徒歩で一人で出かける機会の多い人はインストールしておくと安心だ。
家族から探されたくない場合は、探されない項にチェックを入れておけば良い。

Android版Googlemapは2点間の距離は測定出来ないのだろうか。
確か以前のバージョンでは出来たはずだが、現行バージョンではスケールが出るのみなのか。
ヘルプを見てみたが、検索すると(元のページに)ループするだけでよく分からなかった。
Googleのヘルプは相変わらず分かりにくい。

自宅WiFiで位置計測が出来ると言う事は、自宅WiFiの位置がGoogleに取得された事を示す。
もちろんこれが自宅かどうかは分からないのかも知れないが、滞在時間の統計などを取れば推定は出来るはずだ。
WiFiのAPがユニークなSSIDを使わず、みんな一緒にしてしまったら面白い事が起きるだろうな。
「もしもGoogle様の言うとおりのSSIDにして欲しかったら、年間○○円ください」なんて事が言えるようになったりして。
このWiFiのAP利用の測位は時にとんでもない位置も示す。
APの位置が変わった(引っ越した)とか、消滅したなどがその理由らしい。