いまどこ？を試す(5)

万人が使用するアプリを作る、そして売るのは大変な事だ。
設計者の意図通りに利用者が操作してくれるとは限らない。

開発者様のBlogからもそれは読み取れる。
http://dailytimer.net/

特に問題が多いのがGoogle同期のようだ。
これは過去にもさんざん書いていて、Google同期やIMAP IDLEとバッテリ消費量や確実性などにも触れた。
Android4.1以降ではそこそこ良くなっているとは思うが、それでも同期が外れる事はある。
特に問題なのはWiFiルータのNATタイマの期限切れと3G⇔LTEが頻繁に入れ替わる際のネットワーク問題だ。

このような環境ではGmailも受信出来ない場合があるしK-9のIMAP IDLEも切れてしまう。
spモードメールですら受信しない場合がある。
Google同期を維持するにはGoogleアプリを起動させればいい。
例えばPLAYアプリを起動させればGoogle同期が切れていたとしてもすぐに復帰する。

アプリレベルでの話では、Googleに対して課金認証要求でも送りつければ復活しそうだ。
ただし無駄にこれを行うとバッテリが減る。
アプリ内の(高度な)設定で、5分ごとに通信をするとでも設定出来れば、最大遅延は5分に抑えられる。
アプリ同士の通信の場合、通信を受け取る端末は双方になる。
片方の着信率が8割だったとしても、両方同じ環境であれば6割台まで着信率は下がる事になる。

Google同期を使わない、使っていない人も居ると思う。
私自身もN-07D時代にはバッテリ節約のためにGoogle同期を切っていた。
こうすると有料アプリ認証も行われなくなり、使えなくなる。
完全に切っていなくても、バッテリ節約アプリなどで非充電時はGoogle同期を使わない設定にしている人も少なくはないだろう。
特にXiエリアエッジ問題に苦しむ人だと、Google同期の有る無しでバッテリの持ちがずいぶん違うからだ。

Googleアカウントを複数持っている人も注意が必要だ。
いまどこ？に割り当てたアカウントの同期がONにされているとは限らないからである。
特にGoogle+問題から、同期を切る人も増えているという。
勝手に写真などを持って行かれないようにするためだ。