予約無し

iPhone5sは各事業者共に予約を受け付けないそうだ。
販売量の減少を予測したAppleが行列作戦に出たとの話もあるし、販売量自体が少ないので予約を取る事が出来ない説もある。

iPhoneを宣伝するには行列が必要なのだ。
SBMにしても行列屋にアルバイト料を払ったではないか。
しかも今年のモデルは3社からの発売となるため顧客は分散する。

下の子のケータイをiPhone5s/cにしても良いかなとも思っている。
子供用としては良いモデルだ。
同じように考える人が多ければ、当面ドコモのiPhoneは売れる事だろう。

昨日の記事でドコモとauが20MHz幅で150Mbpsの理論速度を実現する件を書いた。
しかしiPhone5sがカテゴリ3端末だそうで、最大100Mbpsまでしか対応しない。
だとするとSBMも無理矢理的に15MHz幅を使えばドコモやauに並ぶ事が出来る可能性がある。
だが混雑している既存バンドを使う事業者に対してドコモの1.7GHzは新設なので相当な差は付くだろう。

iPhone5sは64Bitのプロセッサだそうだ。
微細配線でデバイスコストが安くなってきたのでビット幅を増やしてもコストインパクトは小さい。
たぶん(たぶん)少ないバス幅のメモリも使う手が残されているとは思うが、それでは効率が上がりにくい。
チップ面積(=コスト)や消費電力増大のデメリットはあるが、クロックやコア数でパフォーマンスを稼ぐよりもお得かも知れない。
ただし処理によっては効率が落ちる事もあるので、低負荷時のパワーコンサンプションは気になる所だ。
これまでもそうだったのか、これからがそうなのかは分からないがiOSもモデルごとに最適化されたバイナリがあるのだろう。

このCPUによって処理能力は初代iPhoneの40倍だそうだ。
PCってDOS/V初期の頃の1万倍くらいの処理能力になっているのかな。
AndroidだとHT-03がMSM7201a(ARM9)の528MHzクロックだった。
ちなみに初代iPhoneはARM11の412MHzクロックのL2キャッシュ無し仕様だ。
CPUの命令実行効率がどの程度上がっているのかは分からないが、コア数とクロック周波数の積だけでも16倍になっている。