都知事選

都知事の座を去った猪瀬氏、金の力にすがろうとして金の力に負けてしまったのか。
私は石原氏を支持するわけではないが、その功績も認める。

もちろんすべてが褒められた政策ではなかったとは言え、それなりの力を発揮した。
もっとも記憶に残っているのはディーゼル規制だ。
国に出来ない事を都が行い、そして新たな規制へとつながった。

猪瀬氏も無駄や非効率な部分に手を入れるなど、道路公団破壊の時のような力を発揮した。
電力問題しかり、地下鉄問題しかりである。
再度選挙に立てば一定の票は集まると思う位だ。

都民にとって原発は遠くにある発電所だ。
しかし電力の大量消費地として原発問題には無関心では居られないだろう。
ここを争点とするのが小泉氏であり、小泉氏の代理が細川氏、なんて感じで見てしまう。
原発の是非は複雑で長い問題だが電力料金は身近な問題だ。
舛添氏は原発よりも先にやるべき事があると言っているが、原発問題はそのまま経済問題でもある。

ドクター中松氏の都知事選出場は1991年から始まり、座右の銘である撰難楽(せんなんらく)のとおり、大苦戦の道を歩んでいる。
若い頃のドクター中松発言には、それを真に受けて「何を訳の分からない事を」という人が多かった。
しかし今となっては「変わったおじいちゃん」と、軽く受け流されている感がある。