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iPhone4s(17)


  • Posted by: F&F
  • 2014年3月 3日 11:06

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結論から言えば修理は完了した。
液晶の品質は純正品よりも悪い。

特に気になるのが視野角で、iPhone3Gと同じか悪いくらいだと思う。。
普通に画面を見ている分にはあまり支障はないが、カラー写真を見ると色合いが結構変わる。
コントラストも低いようだ。
写真は左からSO-04E(4.6インチ),N-07D(4.3インチ),F-08D(4.3インチ),iPhone4s(3.5インチ)である。

交換作業はなかなか大変だった。
何しろ細かなネジが多い。
その径や長さも100μm単位で違っていたりする。
ぎりぎりの設計というか、まさに精密機械なのだが日本では設計出来ないだろうなという程の生産性の悪さだ。
iPhoneのネジは鉄で出来ているので重さもある。
自動車などではネジや電線の重さが車重に影響するとあって、これを減らす努力がなされる。

しかしそうした合理的設計を行わない、ギリギリまで詰め込むことで小さな筐体に機能を納めた訳だ。
同体積/同時代の日本製スマートフォンに比較すると大きめのバッテリ容量が確保出来ているのもこのためだ。
今の日本では決して作れないその構造は懐かしいようでもあり美しいようでもある。

そんな構造なので解体と組み立てにはそこそこ時間がかかった。
丁寧な解説ページがあったからいいが、そうでなければ難易度はさらに上がっていた。
http://bunkaikoubou.jp/iphone/iphone4s/4S_1front.html

パーツと工具を買ってフロントパネルを交換すると3千円くらい。
修理業者だと6千円か7千円くらいだろうか。
同じパーツを使って工賃が3千円だとすると、この価格は安い感じがする。
おそらくは使いやすい工具や治具を使うのだと思うが、それが必要な作業なのだ。

某自動車メーカも、某オーディオメーカも見えないところに金をかける必要は全くないという。
もしも見えないところに金をかけたいのならば、それを可視化してカタログで謳えと。
マスプロの世界ではそれは正しいのかもしれない。
見えない部分にいくら金をかけても、単にそれはその製品が高額なだけだとしか思われない。
一方で見栄えを良くすれば、直接的製品価値が上がる。

iPhoneはこの造形を得るためにこの構造にならざるを得なかったのだろう。
しかし、そうしてでもこの造形に拘るところは昔の本田技研に似ている。

   

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