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リモートセンス


  • Posted by: F&F
  • 2014年3月 5日 13:06

USB給電用の電源でリモートセンス機能付きのデバイスがある。
USBケーブルの電圧降下を補償するのだが、デバイス端での電圧を必ずしもチェックしなくても良い。

USBケーブルの線抵抗が予め分かっている場合は、そこに流れる電流による電圧降下分が計算出来る。
電源ICは流れる電流を検出出来るので、USBケーブルによる電圧降下分を予測して補正が出来る仕掛けだ。
USBケーブルの脱着の出来ないタイプの電源ならこれでも良いが、そうでないと補償は出来ない。

まあリモートセンシングにしても、少なくとも1本は予備の線がないと駄目なのだ。
なのでUSBコネクタタイプにしてしまうとリモートセンス用の端子が不足する。

完全なリモートセンスではなく、電線の電圧降下を予測する方式の電源は自動車などでも使われている。
電圧変動を吸収したいHIDなどもこの方式の電源を使っている場合がある。
線を太くすれば電圧降下は減少するがコストと重量がかさむ。
発熱許容度が許すギリギリの太さの線と補償回路を使えばコストも重量も減らす事が出来る。

   

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