TCA

移動体通信3社は加入者数の公表を四半期ごとに変更する。
もはや加入者数競争にあまり意味は無いとも言える。

加入者数稼ぎのための抱き合わせ販売が激化していて、使われていなかったり電源すら入れられていない移動体通信機器がある。
帯域あたりの加入者数などもあまり意味はなく、幽霊加入者の多い事業者はあたかもインフラが優れているような印象になる。
こうなった原因がSBMにある事は疑う余地もなく、そしてそれに乗った他者も同罪だ。
高くなってしまった通話料金、抱き合わせなどの販売激化などSBMは日本の移動体通信のあり方を変えた。

無料や定額の概念を変えたのもSBMである。
そういえばドコモも新料金プランを出すとか何とかでニュースになっていた。
TVのニュースでもドコモは未発表ながら新プラン決定、日本初の完全定額だと報じていた。
SBMの定額は5分間の制限付きだがドコモはケータイ宛でも固定宛でも完全定額だという。

しかしSBMの言う定額同様だと解釈すると何かしらの制限が付く事になる。
一部報道によればドコモの音声完全定額はVoLTEで実現されるのだとか。
確かにIP通話で完結するなら定額も出来るだろうが、相手のある話なので回線交換が挟まる可能性がある。

回線交換の接続料は毎秒0.1円程(最も安価なドコモで0.057円/秒)かかる。
つまり1ヶ月間接続しっぱなしにすると26万円もかかってしまう。
そもそもパケット定額でも上限を設けている訳で、完全定額はちょっと怪しい。

確か昨年の夏前にも定額の噂が出ていたような…