プラスチック銃

３Dプリンタで銃を作った人間が逮捕された。
銃を所持する事は法に反するが作ってはいけない法律はないのだとか。

もちろん作る事はイコール所持にもなるんだけど。

個人的にはプラスチックで強度と耐熱性を確保した点が凄いと思う。
初期の頃の3Dプリンタは材質が柔らかいというか密度が低い感じで強度の高いものは作りにくかった。

おそらく現在では材料の進歩などで強度の高いものがあるのだろう。
プラスチック銃の構造は不明だが、金属製のパーツなどが組み合わされているのだろうか。
樹脂の材質はABSが使われるのかも知れないが、そもそも熱で溶かした樹脂を積層させていくわけだから熱には弱そうだ。

金属材料で形を作っていくタイプもあり、これは粉末の金属をレーザや電子ビームなどで焼結する。
家庭用としても金属焼結型の3Dプリンタがあり、10万円以下で購入出来るとニュースになった。
材料としては真鍮などが使われるそうだ。

3Dプリンタは市場の拡大とともに価格も下がってきた。
3Dプリンタで家を作るなんて話もあるくらいで、今後の可能性は無限だ。

製造速度が遅いのが難点だが、Panasonicはいわゆる金属３Dプリンタ的なものと切削器を組み合わせたもので家電用のパーツを作るのだとか。
製造速度は台数を並べればクリア出来るので、純粋な金属加工では手間(コスト)のかかるパーツ製造には良いのかも知れない。
何しろ複雑な構造のものがクリアランスゼロで一発で作れるので細かで複雑なパーツ作りに向いている。