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ワイヤレスマイク(3)


  • Posted by: F&F
  • 2014年6月17日 11:10

オーディオ系の話だが、そのダイナミックレンジは100dB以上が推奨されている。
デビエーションも大きく特定ラジオマイクA型の占有周波数帯域は最大で330KHzにもなる。

100dB以上、120dB程度が好ましいとされるため、音声の量子化ビット数は24ビットが推奨される。
これを非圧縮で伝送する(圧縮には時間がかかる)ので伝送レートは1152kbpsにもなる。
無線区間はCRCの付加と畳み込み符号化が行われて16QAMで変調される。
伝送帯域幅は586.5kHzになる。

オーディオ帯域とは言っても100dB以上のダイナミックレンジを確保するのは簡単ではない。
小信号はノイズによって制限され、大振幅信号は飽和によって制限される。
以前に雑記でHD Audioの事を書いたが、単にADCやDACのビット数を増やせば良いという問題ではない。

SONYのワイヤレスマイクの仕様を見ると遅延が3.4mS〜3.6mS、周波数特性が20Hz〜22KHz、ダイナミックレンジが106dB以上となっている。
ディジタル化によって混信耐性が上がる事により、3自今変調歪みの周波数そのものに伝送周波数を重ねる方法が提案されている。

ディジタル化は盗聴防止にも効果を発揮する。
コンサートホールなどでワイヤレスアイクの音声そのものを録音して持ち帰る輩も居ると言われ、その対策にも効果的だ。
ワイヤレスマイクは同じ無線ながらも移動体通信より地味な感じに見られがちだが、日々進化しているのだ。

   

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