音質

ドコモはVoLTEの高音質を売りにしている。
しかしこれ、3Gに落ちた事が一発で分かるという諸刃の剣か。

しかし時代の流れ的には回線交換を廃止する方向な訳で、さらに3G帯域を空けるという意味でも有効には違いない。
VoLTEに関してはauの動きが少々鈍いかなとも思う。
LTEエリアカバー率などを見てもauの方がVoLTEに近い所にいたと思えるのだが、これもcdma2000の弊害か。
W-CDMAにしてもLTEにしてもGSM系からの転換が楽(楽というのもおかしいが)な仕様になっているとも言える。

なりを潜めるSBM、孫さんは米国を向いているので他社追従はしないのかも知れない。
一つの転換点がiPhone6である事に間違いはないだろうし、事前に情報がキャッチできていれば今頃ネットワーク整備を進めているはずだ。
iPhoneを日本に広めた功績は大きいが、今や販売量に目立ったものはなくなった。
加入者数の多い、しかもiPhone普及率の低い事業者の方が沢山売るのは当たり前の話だからだ。

iPhone6の可能性としては日本のTDDバンドが使えるようになるかどうか。
TDD/FDDのCAは(仕様策定時期からして)望み薄、SBMの900MHz帯と2.1GHz帯のCAも同様だ。
もっとも4月開始予定だったプラチナLTEは残念ながら開始できず、この夏から何とか開始と行きたい所だが実際には移行があまり進んでいない。
SBM的にはごくごく一分のエリアからでも開始したい気持ちはあるだろうが、それは非都市部になるので投資効率が悪い。

元々ルーラルエリア整備は(投資効率の点から)積極的に行っておらず、旧EMの1.7GHz帯に助けられている部分もある。
2.5GHz帯の方もUQが山奥(と言っては住んでいる方に失礼だが)にも基地局を建てているのとは大違いだ。
まあ、だからUQが儲かっていないとも言えるのだが。