Home > プリセレ

プリセレ


  • Posted by: F&F
  • 2014年7月 1日 13:09

ワンセグチューナでHFを聞こうと思うとアップコンバータかダイレクト入力の改造が必要だ。
アップコンバータを使った方が良いが回路を組む必要がある。

ダイレクト入力改造はコンデンサ1個で済むので簡単だが、プリセレクタでもないと強い信号にブロックを受ける。
BCLなんて言葉が使われていた頃、家電各社は短波帯の受かるラジオを販売していた。
しかし強力な局に妨害を受けたり、十分な長さのアンテナを張れなかったりで今ひとつ受信が上手く行かなかった。

松下はアンテナチューナみたいな同調回路の入ったアンテナカプラを発売していた。
L/C切り替え式+バリコンで共振周波数を変えるタイプで、バンドスイッチでHF帯をカバーした。

アンテナカプラーというとπ型やT型にL/Cを組んでインピーダンスマッチングを取るものが多い。
ただしこれ、アンテナ直下に設置するならともかく送受信機の近くに取り付けるとすると同軸ケーブルをアンテナにしてしまうような動きになる。
π型やT型の場合は周波数選択性があまり無いのでプリセレクタとしては動作しない。
松下のものはアンテナのインピーダンスマッチング範囲よりも周波数選択性の方を重視したのだろう。

名称こそアンテナカプラーとなっているが、実際にはプリセレクタだ。
HF帯に於いてそこそこの長さのアンテナを張ると、強い局が受信機を飽和させてしまう事への対策が必要だったのだ。
現在は市販されていないと思うのだが中古人気も高いのだとか。

プリセレは自作も出来るが、同調回路を作るにはバリコンが必要だ。
今時バリコンなど手に入るかなと見てみると、ポリバリコンが売られている。
これと適当なコイルを使えば自作できる。
1段では選択度が不足かも知れないので、2連ポリバリコン(ただしそれぞれ容量が異なる)で共振回路を2段にしたら良いかも。

松下のアンテナカプラーはケースもそこそこ大きいので、ここにクリコンも入れたらHF帯受信機がスマートの出来る。
クリコンの話はまた後日。
http://blogs.yahoo.co.jp/v35skyline777/9007623.html

   

Comments:0

コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。

サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。

登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント フォーム
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。

Home > プリセレ



VC