販売台数

携帯電話やスマートフォンの販売台数が低迷だそうだ。
キャッシュバックやインセンティブの縮小で売れなくなったというか販売が正常化したというか、そんな感じである。

特に落ち込んだのが、これまではキャッシュバック山盛りで販売されていたiPhoneだ。
各社共に在庫をはきたいのだろうが上手くは行かない。

今まではiPhone5cも5sもゼロ円だったので5sの方に人気が集中していたが、価格差が生じたことによって5cの動きが多少良くなったという話がある。
孫さん自身も高いiPhoneなど買う人は居ないと言っていたとおりの結果となっている。
消費税アップの影響でQ2の消費動向は急激に冷え込んだ。
政府は強気に織り込み済みを連発するが、下手をすると失速する。

景気が多少良くなったとしても国民の節約志向が頭を離れるまでには時間がかかる。
これまでも、いや現在も景気の良さが実感出来ない人たちは消費を恐れているはずだ。
そして低価格に慣れた消費者は安い方にと流れる。

キャッシュバック付きのiPhoneがあればそれを買うのと同じで、似たような商品であれば安い方へと流れてしまう。
では一斉に値上げするとどうなるのか。
各社がキャッシュバック額を減少させた結果、販売量自体が落ちた。
耐久消費財の使用年数が延びるように、スマートフォンも使えるまで使う人が増えるかも知れない。
これは新サービスや新帯域への影響が出る。
これまでのように何が何でもハイエンドという人が減ってくると、各事業者の方向性も変わってくる可能性がある。