欠陥はない

iCloud乗っ取り問題でAppleは「欠陥はない」とした。
ターゲット攻撃によってユーザー名、パスワード、“セキュリティのための質問”を突破されたのは突破したヤツが悪い、突破された利用者が悪いと言っている。

これはNTTレゾナントも同じような事を言っていた。
gooアカウントが乗っ取られた件で、NTTレゾナントは「他のサイトで乗っ取られたID/PASSWORDが使われただけ」だとした。
ところが大量のアタック結果が残っていた事も公表しており、NTTレゾナントの言い分の真実性が疑問になった。

Appleにしても同様でアタック対策を講じたとしている。
何も落ち度がないのであれば何ら対策をする必要などはなく、実際にNTTレゾナントは何も対策をしていない。
利用者のパスワードをいったんリセットしただけである。
だがAppleはセキュリティ強化策を講じた。
つまりAppleはNTTレゾナントよりも責任を感じていると言う事になる。

というかGoogle並のチェックがあればIDを乗っ取られる事など無かっただろう。
ただGoogleのセキュリティチェックがスマートかというとそうでもなくて、普段使っている場所と違う所からだとか、普段使っているデバイスとは違うものでログインしようとしているがあなたは本人か？みたいなチェックがされる。
これって行動を監視されている事であり、余り気持ちの良いものではない。