プリンタ (19)

無線LANの混信問題は深刻である。
住宅地ならばさほどではないが商業地域だと移動体通信事業者の無線LANが乱立して妨害し合っている。

無線LANで公衆サービスを使用というのは、個人的には反対だ。
個人がローカルで使うために解放されているバンドを、免許を受けた周波数帯を持っている移動体通信事業者が使うのは正しくない。
コストがかからないからと言う理由でSBMが開始し、自分たちのバラ撒いたAP同士が干渉し合う事態にもなった。
これによって2.4GHz帯を使ったコードレス電話の通話品質劣化が起きるなどして、企業内で使う無線内線回線が構内PHS周波数帯に逃げた事実もある。

MG3530の無線LAN用アンテナの指向性(設置場所等も含めた全体の)は不明だが、もしかすると妨害波をより受けやすい事になっているかも知れない。
プリンタ近くでWi-Fi Analyzerを動かした時に見られる干渉と、プリンタが受けている干渉が同一とは言えない。

しかしMG3530が特別干渉に弱いとも考えられない。
無線LANモジュールによって隣接チャネル妨害特性が異なるのかどうかは不明だ。
MG3530の無線LAN特性が思わしくないのは、もしかするとこうした部分の特性が劣っている可能性もある。

いずれにしてもMG3530を無線LANで快適に使うためには、妨害のないチャネルでしかも電界強度を高く保っておかなければならない。
他の機器の通信に問題がないからと言ってMG3530がちゃんと動作するとは言えないのである。
だが、そうした所で完璧に常に通信が成立するわけではない。
これは無線部分以外の問題ではないのだろうか？？