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包囲網


  • Posted by: F&F
  • 2014年10月16日 12:05

SIMロックの原則解除法制化に向けて少し動き出した感じがする。
中でも注目すべきは、一定期間経過後には利用者負担を加えることなくSIMロック解除が好ましいとされる点だ。

これはSIMロックを解除可能にすべきとの文言だけだと、例えばSIMロック解除に強固な反対姿勢を見せるSBMなどはSIMロック解除費用として多額の費用を請求する事も十分に考えられるからだ。
孫さんは最初は「800MHz帯が割り当てられないからSIMロックは解除しない」と、訳の分からない屁理屈を述べた。
900MHz帯割り当て後は「需要がない」と言い分を変えた。
需要がないのならSIMロック解除すれば良いではないか。
どうせ需要がないのならばSIMロックを解除しようがしまいが関係ない。
現状でSIMロック解除を行っているユーザは年間約30万人だそうだ。
もちろん、SIMロック解除を行うのはドコモのみなのでほぼ全てがドコモ契約者と言う事になる。

ただし、そのドコモにしてもポータブルSIMなどの逃げを考えているのはどうかと思う。

契約解除料などに対する苦情も増加傾向だ。
これも何度か書いているSBMのタダSIM契約のような、親回線を使っていれば確かに無料だがそれを解約すると有料になったり、あるいは親回線と契約期間が異なるためにいつ解約しても実質無料解約が出来ない仕組みなどの悪質契約が横行しているためだ。
この辺りは一歩踏み込んで、最初の2年を経過した後は縛り期間が無くなるように規制できればなお良い。
ドコモは従来は長期契約者には縛りの概念がなかったのだが、たぶん今は変わっていると思う。

こうした議論は主にSBM規制である。
クーリングオフも然りなのだが、そもそもこうした議論がなされる背景には悪徳契約の横行がある。
民間のサービスに国が介入すべきではないという孫さんの意見に反対はしないが、その為には孫さん自らが襟を正すべきだ。
何も規制がないから好き勝手をやって良いと孫さんが考える以上、ならば規制という動きになるのは当たり前だ。

孫さんはこういうかも知れない。
架空請求が規制されたって、次には振り込め詐欺を考え出したではないかと。

   

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