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  • Posted by: F&F
  • 2014年10月26日 13:08

ディジタル化シフトの急速なものとして秤がある。
今やアナログ式の秤を見る機会はかなり減った。

体重計にしても殆どのものはディジタル表示になっている。
キッチンスケールだって1,000円も出せばディジタル表示のものが購入できる。
ちなみに100円ショップにはアナログ表示の秤が(100円で)売られていた。

体重計は100kg位まで測れて、最近だと100g分解能のものもある。
つまり3.5桁になる訳だ。
ウチにあるキッチンスケールは200gまでが1g分解能で測れるので2.5桁、猫の体重を量ったりする為に入手した秤は12kgまでが1g単位で測れるので4.5桁も分解能がある。
もう一台は200g迄しか測れないが1mg分解能なので5.5桁分解能と言う事になり、これがウチにある中で最も高分解能だ。

分解能を上げるにはストレインゲージの性能が要求されるしADCもそれなりのものが必要だ。
ストレインゲージはフレキシブルプリント版みたいになっているものもある。
金属を引っ張ると抵抗値が変化する特性を利用しているので、フィルムにその金属をプリントしたような感じだ。
このフィルムをバネ材に接着し、そのバネ材のたわみを金属泊の抵抗値で読み取る。

ベースのフィルムはポリイミドなどが使われ、金属はCu-Ni系やNi-Cr系の他に半導体タイプもある。
疲労寿命は短いものでも4乗位、長寿命なものだと8乗回以上のストレスに耐える。

金属にしても半導体にしても温度によって抵抗値が変化する。
多くのセンサは自己補償型となっていて、周囲温度の補償を回路側で考慮しなくても良い。
ちなみに回路はブリッジになっていて、その1辺にストレインゲージを使うというわけだ。

ストレインゲージは(割高だけれど)一般市販もされている。
ロボットなどの応力フィードバックなど、様々な所で使われている。

   

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