楽天店(8)

広告という商品を売りたいのに、その広告の内容や効果を説明しないとは何事なのか。
と言う事でメールで詳細を知らせて欲しいと言ったのだが駄目だった。

メールで送られてきたものは数字の入っていないグラフ、何のグラフなのかの説明のないものなど何が何だか分からない。
こんな資料、普通の会社で顧客に提出したらクライアントからコーヒーをぶっかけられる。

楽天では基本的に後に残るような資料を出してはいけない事になっていて、この夏からは更に統制強化が図られたのだそうだ。
おそらくは二重価格問題などで楽天側の責任が暴かれたのが原因だろう。
言葉であれば言った言わないの話で逃げ口があるが、証拠を残しては足がついてしまう。

しかしものを売ろうとするのにそのものの詳細を知らせないのだから酷い。
店舗側には(サイトで売るものの)商品説明を求めている訳だから、店舗に厳しく自社に優しい典型だ。
さすがにヤフーだってこんな馬鹿げた広告の売り方はしない。

楽天の担当者を責めた所でどうしようもないというか、担当者としても口封じされているのだから何も答えられない。
しかしそんな中でもの(広告)を売るのだから楽天の営業も大変だ。
というか、そんな売り方でも売れているのがまた凄い。
割合としては少ないのかも知れないが、担当者の言いなりで広告でもメールアドレスでも買ってしまう所が多いのだろう。

楽天に騙されたとの話は山ほどあるが、楽天にしたって騙そうとして営業している。
なので騙された方が悪いとは言い切れない部分もある。
金融商品取引法ではないが、そうした法整備でもされないかぎり楽天の体質が変わる事はあり得ない。