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楽天店(11)


  • Posted by: F&F
  • 2014年10月30日 11:08

メールアドレスを買えとうるさい楽天である。
集客にはメルマガが一番だというその背景には、メールアドレス販売代とメールマガジン発行代のダブルで課金できるからだ。

もちろんメルアドを買えと言っているその時点では、メルマガ発行に金がかかるなどと言う事は一切口にしない。
広告など商品の詳細は言わない、そこ価格も正確に伝えないのが楽天商法である。
執拗にメールアドレスを買えと何度も何度も何度も電話攻勢をしけかけてくるのは、10月中はメール発行が週に1回無料だからだ。
こうしてメールアドレスを売りつけたとたんに11月からの有料配信となり、楽天は金が稼げる事になる。

メルマガ効果がどの程度なのかの明確なデータは、当然楽天は言わない。
そこで色々調べてみるがメルマガ発行代行会社は良いデータを作っている。
独自にやっている所は殆ど効果がないと言っている。
それに対してメルマガ代行会社は、素人文章では効果がないのは当たり前と切り返す。

それら様々なケースで考えてみると、だいたいメール送信通数の0.1%程度が顧客になり得る可能性を持っている感じがする。
前回はこれより1桁低い数字を出したのだが、実はこの差は自分で集めたメールアドレスと楽天から買うメールアドレスの違いだ。
一度でも買ってくれたお客さんはリピータになり得る可能性が高いので当然メルマガ効果が上がるが、それでも0.1%なのだ。
楽天から買うメールアドレスの場合の転換率(メルマガ受信者が何かしらの品物を買う率)は、一度も店を訪れた事のない人のものなので転換率は0.01%〜0.05%だと思う。

公称4万件のメールアドレスが40万円で、メルマガを出すとその中の4〜20人が買い物をしてくれる。
客単価平均が2千円だとすると8千円〜1.6万円が売り上がるわけだ。
メール送信代は1通辺り0.75円、公称4万件(実際は1〜2万件だと思っている)に送る費用は3万円になる。

既にお分かりのようにメルマガを送って集客するごとに2.2万円から1.4万円の赤字になる訳だ。

もちろんメルアドを買う費用などペイできるはずがない。
なので各店舗は独自に集めた、つまり品物を買ってくれたお客さんのメールアドレスをストックしてメルマガ発行に使う。
従来は週に1回までのメール配信は無料で行えたのだが、これが値上げされる事によってメール配信店舗も減少するだろう。
メール配信の減少はゴミメールによるトラフィック減とあり、ISPも喜ぶし顧客もきっと喜ぶ。
メルマガを出せ出せ出せとしつこく言われている店舗も、有料だから出さないよと断りの理由が増える。
勿論それを跳ね返す位の強引かつ狡猾な営業は続くだろうけど。

   

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