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GPS基準クロック(2)


  • Posted by: F&F
  • 2014年11月 2日 12:06

メーカ製の機器はどうなっているのだろう。
HPのGPSロック型基準発振器のブロック図を見るとGPSから得られる1PPS信号と10MHzの内部発振器を分周した1PPS出力を比較している。

どのように比較しているのかは不明なのだが、例えば両パルスをミラー積分して演算するなんて方法もあるだろう。
GPS同期型の基準クロック発振器はcdma系の基地局に使われていたものが大量放出される時期があった。
GPSが受信できない場合は内部のOCXOやルビジウムで自律安定するようになっている。
メーカによって内部ブロックは異なるが、1PPS同士を比較するものもあれば1PPS信号で内部クロックをカウントする方式もある。

単純にカウントすると100MHzのクロックを使ったとしても0.01ppm±1LSBの精度しか得られない。
この方式が使われているのではないかと思われる簡易型(市販価格15万円程度)のGPS同期クロック発生機の精度は10MHz±0.02ppmとなっていた。

GPSから1PPSは得られても、例えばTDMAタイミングをそこから直接得る事は出来ない。
GPSからの時刻を基準としてTDMA/TDDなどのタイミング自体を同期させるのはクアルコムかどこかの特許だったはず。

   

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