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VoLTE(2)


  • Posted by: F&F
  • 2014年11月 3日 12:06

ドコモもauも早い時期から 3Gへの設備投資を縮小したり中止している。
その分LTE化に力を注ぎ、特にauはcdma2000からの脱却を目指してその勢いを強めていた。

ドコモは相変わらずのお役所ムードで1.5GHz帯にしても1.7GHz帯にしてもそのエリア拡大ペースは遅い。
安定したVoLTEによる通話を行うにはマルチバンドによる接続にメリットがある。
一つの周波数帯でセルをオーバラップさせるのはCDMA方式よりも頭を使う必要があり、オーバラップエリアが広いと周波数利用効率が悪化する。
OFDMAは同一周波数で異なる信号を送受信する事は可能なのだが、移動体通信となると難しい問題もある。

こうしてドコモとauはLTE化を着々と進めた。
SBMは1.5GHz帯や900MHz帯割り当て時に「LTEは未だ金がかかる」として3Gに投資した。
900MHz帯に関してはSBMの狭いエリアを何とかしたいという思いからも仕方がなかったかなと思わないでもないが、1.5GHz帯は完全に失敗である。
iPhoneで使われていない周波数に投資する気はないよと言われてしまえばそれまでなのだが、これはSBMのAndroidシフトをも邪魔している。

新技術の投資に対しては「今は必要ない」「そんな性能は無駄だ」などと言われる事が良くある。
しかしその時点では例え先が見えなかったとしても、あっという間にその"先"が来てしまうのがこの世界だ。
やっとLTE網の整備が出来つつある段階で5Gの議論がなされるのもその為である。

   

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