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MG3670


  • Posted by: F&F
  • 2014年11月10日 12:06

MG3670はアンリツのディジタル変調SGである。
一時期ヤフオクに大量に出回っていて価格も1万円前後だったのだが、最近は余り見かけなくなったと情報を頂いた。

安いから買おうかな、でもいつでも買えるなと思っていたら無くなってしまったと。
おそらくメーカなどでいっぺんにリプレースあるいは廃棄が起きると中古市場に溢れるのだろう。
どちらかというと専用測定器に近い位置づけなのでいつでも入手可能というわけではない。

まあ安いからと言う理由で入手するのには良いかもしれないが、汎用SGとして使うにはちょっと癖もある。
AMやFMの変調はかける事が出来ないので、その機能が欲しければアナログI/Q入力を使うしかない。
ただこれ、I/Q入力端子って50Ωじゃなかったかなぁ。

ディジタル変調と言っても好きなパラメタを設定出来るわけではない。
内部のファームによりPHSやPDCに特化した変調がかけられるだけで、汎用ディジタル変調対応SGではない。
バースト波も出せるがこれもPHSやPDCに特化している。
CWは出す事が出来る。
I/Q入力はあるが変調器の帯域が広くはないので、余り広帯域な信号は入れられない。

そんな理由もあって安価に出回ったわけだが、CWだけで良いのであれば周波数帯を考えても安いとは思う。
MG3670A/Bが2.75GHzまで、MG3670Cが2.25GHzだったかな。
MG3671/3672という派生モデルもあって、こちらはオプションでW-CDMA変調がかけられたはずだ。

MG3670の発売は1993年だそうだ。
特定のディジタル信号が簡単に生成出来る半専用機的なSGは、確かにアンリツの言うようにディジタル化時代を大きくサポートしたと思う。

   

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