各社SG(3)

最後は製造ライン用のSGなどだ。
これらは使った事がないのだが、低価格だったり機能特化だったりと様々だ。

リーダー(Panasonic)、KENWOOD、シバソクなどがライン用を出しているがAM/FMラジオやTVのテスト用などが多い。
AM/FMラジオのテストは100KHz〜300MHz辺りまでしかカバー出来ない。
一般的な研究開発セクションで使うSGとは機能も性能も異なる。

SGのSSBノイズも気になるが、周波数設定ステップと出力レベルは重要だ。
周波数ステップは普通は0.01Hz〜0.1Hz、ライン用だと10Hzとか100Hz単位になってしまうので使いにくい。
出力はどこまで出せるのかではなく、どこまで絞れるかが重要になる。
例えば-120dBmまでしか絞れないSGの場合、筐体輻射などがあるのでそれ以上絞っても意味がないのかも知れない。
絞れないSGでも外部にアッテネータを付ければいいやと安易に考えるのは危険だ。

ライン用のSGは機能が限定されているなどで使い方が簡単だとも言える。
小型軽量のものもあるのだが、その割に中古価格は安くない。
最初はこれで良いやと買っても突き詰めていくと一つ上が欲しくなるのは何事でも同じだ。

中古測定機屋でSGを買うのと比較すると、ヤフオクの落札価格は1/10〜1/5程度だ。
しかし確実に動く可能性は少ない。
動作確認済みのものは高い。
だが本当のジャンクを買ってしまうと、電源は確かに入るが出力が出ないなんて事だってある。